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ナスの葉が虫食いで穴だらけに|梅雨時の生育不良と対策

「なす」栽培の様子①(7月4日) なす
「なす」栽培の様子①(7月4日)
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ナスの葉が虫食いで穴だらけになっているときは、まず葉の表だけでなく裏側を確認します。茶色っぽいテントウムシのような虫や、幼虫、卵が見える場合は、テントウムシダマシ類などの食害が疑われます。

この菜園では7月4日から5日にかけて、今日でもう5日連続の雨模様という梅雨時期に、ナス8株の一部で葉が原型をとどめないほど食べられました。周囲には茶色のてんとう虫のような虫が多く見られ、雑草も株にかかるほど伸びていたため、虫食いと湿気、風通しの悪さが重なった可能性があります。

薬剤を使わずに対応するなら、最初にやることは「虫を見つけて取り除く」「株元の雑草を整理する」「傷んだ葉を必要最小限だけ取る」の3つです。原因を一つに決めつけず、葉・株元・畝まわりを順番に見ていくと判断しやすくなります。

ナスの葉が穴だらけになったときに最初に見る場所

ナスの虫食い穴は、原因によって見え方が少し変わります。初心者の場合は、害虫名をすぐに当てようとするより、「どこが食べられているか」「虫が今もいるか」「株全体が弱っているか」を見たほうが対応しやすいです。

見る場所確認すること最初の対応
葉の表と裏茶色いテントウムシ状の虫、幼虫、卵、食べ跡見つけた虫を手で取り除き、被害葉を観察する
新しい葉新芽まで食べられていないか新芽が残っていれば回復余地があるため様子を見る
株元雑草が株に触れていないか、風通しが悪くないか晴れ間に株元の草を整理する
畝の状態雨で水がたまり続けていないか過湿が続く場所は排水と泥はねを見直す

葉が少し食べられている程度なら、すぐに株を抜く必要はありません。ただし、葉の多くが茶色くなり、穴だらけで光合成できる面積が大きく減っている場合は、株の勢いが落ちやすくなります。

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7月4日、梅雨の長雨でナスの生育が悪く見えた

この日は、もう5日連続の雨模様でした。梅雨の時期がまだ続いていて、ナスの生育はあまり芳しくありませんでした。

ナスは水を必要とする野菜ですが、雨が続きすぎると、日照不足、過湿、作業の遅れが重なります。この菜園でも、雨で作業に入れないうちに、株まわりの雑草がかなり伸びていました。

ナスの畝には全面に黒マルチを敷いていたため、畝の中から雑草はほとんど出ていませんでした。また、ナスとピーマンの畝の間には防草シートを敷いていたので、そこも草は抑えられていました。

一方で、ナスの畝の片側には何も敷いていなかったため、雑草が繁殖し放題になっていました。面積としてはそれほど広くありませんが、ナスの株に雑草がかかるくらいまで大きくなっており、あまりよい状態ではありません。

7月4日の梅雨時期に生育が悪く見えたナスの株
「なす」栽培の様子①(7月4日)

この写真の時点では、畝の黒マルチや畝間の防草シートは役立っていました。それでも、覆っていない側から伸びた雑草が株に近づくと、風通しが悪くなったり、虫が移動しやすくなったりする可能性があります。

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害虫被害で葉が穴だらけになった実例

ナスの株は全部で8株ありましたが、一部の株の葉は原型をとどめないほどの被害を受けていました。葉は茶色く変色し、穴だらけになっていて、葉の形の面影がほとんど残っていません。

葉は光合成をして株の成長を支えます。多くの葉がこのような状態になると、株全体の勢いが落ち、実の収穫にも影響が出やすくなります。

雨の影響もあったと思いますが、よく見てみると葉の周りには、てんとう虫のような虫が無数にいました。一般的によく知られている赤色のてんとう虫ではなく、茶色っぽい虫です。

7月4日のナスの葉に見られた虫食い被害
なすの虫食い被害状況①(7月4日)
7月4日のナスの葉が穴だらけになった様子
なすの虫食い被害状況②(7月4日)
7月5日に確認したナスの虫食い被害
なすの虫食い被害状況③(7月5日)
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茶色いてんとう虫のような虫はテントウムシダマシ類の可能性

ナスの葉を食べる害虫の一つに、テントウムシダマシ類があります。タキイ種苗の病害虫情報では、成虫は赤褐色で黒い丸が多く、幼虫も成虫も葉を食べる害虫として紹介されています。発生時期は初夏から秋で、7月から8月に多いとされています。

この菜園で見た虫も、茶色いてんとう虫のように見えたため、テントウムシダマシ類の可能性があります。ただし、写真や文章だけで害虫名を断定するのは危険です。実際に確認するときは、葉の裏、葉柄の付け根、株元を見て、成虫や幼虫が残っていないかを探します。

薬剤を使わない場合の初期対応

  1. 葉の裏を見て、成虫・幼虫・卵を見つけたら取り除く。
  2. 株元にかかっている雑草を整理し、ナスの周りを見回りやすくする。
  3. 完全に枯れた葉や、病気が広がりそうな葉だけを必要最小限で取る。
  4. 翌日以降も食害が増えるかを確認し、被害が止まらない場合は防虫ネットや登録のある薬剤も含めて対策を考える。

この菜園では殺虫剤を使わない方針だったため、まずは虫を手で取り除くことと、雑草を整理することが現実的な対応になります。銀色のシートを株まわりに敷く案も考えましたが、害虫の種類によって効果は変わるため、過信はしないほうがよいです。

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梅雨時の生育不良は虫だけでなく根や湿気も確認する

葉の虫食いが目立つと、原因を虫だけに絞りたくなります。しかし、梅雨時期は雨が続いて日照が少なく、土が湿りすぎることもあります。ナスの元気がない場合は、虫食いとあわせて根の状態や畝の水はけも見ておくと安心です。

タキイのQ&Aでは、ナスの葉が落ちて育たない原因として、根の傷み、過湿、肥料過多、連作による病気、害虫などが挙げられています。この実例でも、5日連続の雨で作業が遅れ、雑草が伸びていたため、虫の被害だけでなく栽培環境も同時に悪くなっていた可能性があります。

症状考えられる要因確認すること
葉に穴が多いテントウムシダマシ類、ヨトウムシ類などの食害葉裏や夜間の虫、食べ跡の広がり
葉が茶色く枯れる食害の進行、病気、株の衰弱新しい葉が出ているか、枯れが広がるか
株全体の勢いが弱い日照不足、過湿、根傷み、肥料切れなど畝の水はけ、土の乾き方、根元の状態
雑草が株に触れている風通し低下、害虫の隠れ場所株元を見通せる程度に整理できるか
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この後にやるなら、晴れ間の除草と見回りを優先

このように雨続きで作業ができないと、雑草も害虫も一気に進みます。天気が回復したら、まず株元の雑草を取り、ナスの葉の裏まで見える状態に戻します。

葉がひどく食べられていても、株元がしっかりしていて新しい葉が出てくるなら、すぐにあきらめる必要はありません。反対に、新しい葉まで食べられ続ける、株全体がしおれる、根元が傷むといった状態なら、害虫以外の原因も含めて見直します。

梅雨の時期でこの状態だったので、梅雨明け後の夏はさらに心配でした。ナスは夏に収穫が増える野菜ですが、高温や乾燥、害虫の増加で一気に弱ることもあります。雨が続いた後ほど、晴れた日の見回りが大切になります。

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