いんげんの収穫時期は、品種や気温で変わります。この菜園では、5月中に種をまいたいんげんが6月下旬に初収穫となり、8月上旬にはつるが枯れ始め、8月下旬には収穫終了の状態になりました。実際の収穫期間は、およそ1カ月半でした。
「まだ採れるのか、もう片付ける時期なのか」で迷う場合は、実の数だけでなく、葉やつるの勢いを見ます。葉が枯れ込み、つるに艶がなくなり、新しい花や若いさやがほとんど見えなくなったら、同じ株で収穫を続けるのは難しくなります。
この菜園での収穫時期の流れ
| 時期 | 作業・状態 | 見ておきたい点 |
|---|---|---|
| 5月中 | 種まき開始 | 発芽がそろわず、追いまきして栽培を続けた |
| 6月下旬 | 初収穫 | さやが太り始め、食べごろのものから収穫 |
| 8月上旬 | つるが枯れ始める | 葉色やつるの勢いが落ち、収穫量も少なくなる |
| 8月下旬 | 収穫終了 | 株全体の勢いが戻らず、片付けを考える時期 |
今回は、最初の発芽がうまくいかずに追いまきをしたため、栽培の出だしは少し遅れました。それでも、6月下旬に初収穫で8月上旬にはつるが枯れ始めた流れだったので、つるなし品種と比べれば、かなり長く収穫できた印象です。
収穫終了が近いサイン
収穫末期が近づくと、葉も枯れ始め、株全体に艶がなくなります。成長の勢いも落ちてくるため、見た目にも「そろそろ終わりだな」と分かる状態になります。



この段階になると、同じ株からさらにまとまった量を採るのは難しくなります。少しだけ残った実を探して粘るより、次の作付けや片付けを考えるほうが現実的です。
一般的な収穫時期の目安
種苗会社の栽培資料では、つるなし種は種まき後40〜50日くらいで収穫が始まり、収穫期間は15日くらい、つるあり種は種まき後65〜70日くらいで収穫が始まり、1カ月ほど収穫できるとされています。花が咲いてからは、約2週間後が収穫の目安です。
ただし、これはあくまで目安です。実際には、種まき時期、品種、気温、雨、株の勢いで前後します。この菜園のように5月中に種をまいて6月下旬から収穫し、8月上旬に株が弱り始める流れは、初夏まきのつるありいんげんとして見ると自然な範囲です。
真夏に実がつきにくくなることがある
いんげんは暑さが強すぎる時期に、花がつきにくかったり、実がつきにくかったりすることがあります。タキイ種苗の資料でも、生育適温は15〜25℃とされ、つるなし種は高温時期に開花すると着莢が悪くなるため、夏場の高温時期に開花しないように種まき時期を選ぶと説明されています。着莢とは、花のあとに実がつくことです。
この菜園でも、以前に時期をずらして栽培したとき、真夏の時期に全く実ができず、そのまま放置していたところ、9月、10月になって涼しくなってから実ができた経験があります。暑すぎる時期は、株が生きていても収穫につながりにくいことがあります。
長く収穫したい場合は、種まき時期をずらす
同じ株で収穫が終わってから、急に収穫量を増やすことはできません。長く採りたい場合は、最初から種まき時期をずらして、複数の株を順番に育てるのが向いています。
- 1週間違いでは、収穫時期の差があまり出にくい
- 10日〜2週間ほどずらすと、収穫時期を分散しやすい
- 真夏の高温期に開花が重なると、実がつきにくいことがある
- 秋に涼しくなる地域では、遅れて実がつく場合もある
体験上も、種まきの時期を10日から2週間でもずらせば、収穫時期をある程度分散できると感じています。タキイ種苗の資料でも、つるなし種は播種期を10〜14日ずつずらしてまくと収穫が安定しやすいとされています。家庭菜園では、畑の空き具合と真夏の暑さを見ながら、無理のない範囲で時期を分けるのがよさそうです。
次に読むと役立つ関連記事
- インゲンの育て方:種まきから支柱、収穫までの全体像を確認できます。
- 開花が始まったいんげん:花が咲いてから収穫までの流れを見たいときに役立ちます。
- いんげんの初収穫:収穫開始のタイミングを写真付きで確認できます。
参考にした資料
- タキイ種苗「インゲン栽培マニュアル」:生育適温、種まき時期、収穫期間、ずらしまきの考え方を確認しました。
- サカタのタネ「インゲンの育て方・栽培方法」:つるあり・つるなしの収穫開始時期と収穫適期を確認しました。
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