ピーマンは夏に勢いがつくと、一度にたくさん収穫できることがあります。うれしい反面、実の重さと枝葉の重さで株に負担がかかり、枝が折れやすくなる時期でもあります。
この菜園では8月上旬、育苗箱からあふれるほどのピーマンを収穫しました。正確な数はわかりませんが、他にも実がついていたので、恐らく100個近くはあるのではないでしょうか。同じ時期に枝折れも起きたため、収穫とあわせて誘引補強を行いました。
8月上旬にピーマンを大量収穫
夏本番の暑さが続く中で、ピーマンの実が一気に増えました。連日30℃を超えるような暑さは人にはつらい時期ですが、ピーマンにとっては生育しやすい温度帯に近く、株の勢いが出やすい時期でもあります。

写真のように、育苗箱に入れてもあふれるほどの量になりました。家庭菜園では、毎日少しずつ採れるのが理想ですが、実際には天候や株の勢いによって、ある日まとめて収穫することもあります。
| 見た状態 | 考えられること | その場で行う作業 |
|---|---|---|
| 収穫できる実が急に増えた | 株の勢いがあり、実の重さも増えている | 大きくなった実から収穫する |
| 枝が外側に開いている | 実と枝葉の重みで枝が下がっている | 支柱やひもで誘引する |
| 枝の付け根が裂けそう | 枝折れの直前かもしれない | 実を採り、枝を無理なく支える |
たくさん収穫できた時ほど枝折れに注意
ピーマンは、実がたくさんつくと枝への負担が増えます。実そのものの重さに加えて、夏には枝葉も大きく広がります。見た目には元気でも、枝の付け根にはかなりの力がかかっていることがあります。
このときも、先日枝が折れてしまった株を誘引補強しましたが、補強の時期としては遅く、株全体がだめになってしまいました。10株ある中でここまで折れてしまったのはこの1株だけですが、もうこの株からは収穫は望めません。

他の株も枝が多少折れていましたが、幸い大きな被害にはならず、収穫は続けられそうでした。後から振り返ると、実が増え始めた段階で早めに支柱やひもを追加しておくべきだったと感じます。
収穫で実の重さを減らし、誘引で枝を支える
大量に実がついているときは、まず収穫できる実を採って枝の負担を減らします。まだ少し小さい実を全部採る必要はありませんが、十分な大きさになった実を枝につけたままにしておくと、その分だけ枝が下がりやすくなります。
誘引とは、茎や枝を支柱などにひもで結び、倒れたり折れたりしにくいように支える作業です。ピーマンは枝分かれしながら上に広がるため、株が大きくなってから1本の支柱だけで支えようとすると、枝の重みに追いつかないことがあります。

このときは、収穫のかたわら手当たり次第に誘引補強をしました。実の重さを減らすために収穫することも大切ですが、枝自体も大きくなっているため、枝の重さを支える工夫も必要です。株全体も相当大きくなってきたので、1本の支柱では厳しいかもしれません。
誘引補強の見直しポイント
ピーマンの枝は、無理に引っ張ると折れたり裂けたりすることがあります。補強するときは、枝を支柱に強く縛りつけるのではなく、枝が大きく揺れないように支える意識で行います。
- 実が多い枝は、収穫してから補強する
- ひもはきつく結ばず、茎や枝が太る余裕を残す
- 枝の途中だけでなく、枝の付け根に負担が集中していないか見る
- 1本支柱で支えきれない場合は、支柱を増やすことも考える
アースガーデンの栽培解説でも、ピーマンは植え付け後の早い段階から支柱で固定し、株の成長に合わせて誘引を見直すことが紹介されています。実が多くなってから慌てるより、枝が広がり始めた時点で少しずつ支える方が安全です。
この実例からわかったこと
今回の失敗は、収穫量だけを見ていて、枝の負担を見るのが遅れたことです。ピーマンがたくさん採れる時期は、株が元気な時期でもありますが、同時に枝折れが起きやすい時期でもあります。
家庭菜園では、毎日完璧に手入れするのは難しいものです。それでも、8月ごろに実が増えてきたら、収穫かごだけでなく株元や枝の角度も一緒に見るようにすると、被害を減らしやすくなります。
次に読むと役立つ記事
- 家庭菜園のピーマン栽培ガイド:苗選びから収穫まで、ピーマン栽培全体の流れを確認できます。
- ピーマンの初収穫:最初の実を早めに採る理由を知りたいときに役立ちます。
- ピーマンのわき芽取りと誘引:枝を支える作業をもう少し詳しく確認できます。
- ピーマンの実が小さい:収穫期に実の大きさや株の勢いが気になるときの参考になります。
参考にした栽培情報
- アースガーデン「ピーマン(苗)」:支柱立て、誘引、育成適温の考え方を確認しました。
- JAさが「ピーマン」:収穫目安、支柱・誘引、乾燥時の水やりの考え方を確認しました。
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