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落花生の育て方|種まき・発芽しない時・マルチ除去と収穫の実例

落花生
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落花生(らっかせい)は、5月中旬ごろに種をまき、夏に黄色い花を咲かせ、秋に土の中の莢を掘り上げて収穫するマメ科の野菜です。家庭菜園では、種まき直後の鳥害、発芽率の低さ、マルチを外すタイミング、土寄せ、収穫時期で迷いやすい作物でもあります。

この菜園では、市販種と自家採取した種の両方で落花生を育てました。直播きで発芽しない場所が出たり、カラスに種を食べられたり、土寄せ不足で実の付き方に差が出たりしましたが、収穫したての生落花生を塩茹でで食べられたことは、家庭菜園ならではの楽しみでした。

落花生の収穫
収穫した落花生

まず結論|落花生栽培で大事な作業

時期の目安作業初心者が見るポイント
5月中旬〜6月種まき・苗の植え付け十分暖かくなってから。直播きは鳥よけを先に準備する
種まき後1〜2週間発芽確認発芽しない穴は追いまき、またはポット苗で補う
花が咲き始めたころマルチ除去・中耕・土寄せ子房柄が土に入れるよう、株元の土を柔らかくする
9月下旬〜11月試し掘り・収穫莢の網目、株の枯れ具合、実の入り方を見て判断する
収穫直後塩茹で・乾燥保存食べる分と来年の種に残す分を分ける

この中で特に重要なのは、種まき後の鳥害対策と、花が咲いた後のマルチ除去・土寄せです。落花生は花の後に伸びる子房柄(しぼうへい)が土に潜って莢を作るため、株元が硬い、マルチが残っている、土が足りない、という状態だと実が付きにくくなります。

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落花生の基本情報と栽培カレンダー

項目内容
分類マメ科ラッカセイ属。別名は南京豆、ピーナッツ
種まき一般的には5月〜6月。茨城県の資料では5月中旬〜下旬が目安
発芽暖かい時期なら1週間〜10日ほど。低温や過湿、鳥害で失敗しやすい
開花種まき後しばらくして黄色い花が咲き、子房柄が下へ伸びる
収穫地域や品種で変わるが、秋に試し掘りして莢の状態を確認する

落花生は、地上に花が咲いた後、子房柄が地中へ入り、その先に莢ができます。名前の通り「花が落ちて生る」野菜なので、花の後の管理が収穫量に直結します。千葉市の資料でも、子房柄が土に刺さり、地中で先端がふくらんで落花生になる流れが説明されています。

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種まき前|市販種と自家採取の種をどう考えるか

落花生の種は、殻の中の実そのものです。市販の種は発芽率が表示されていますが、この菜園で購入したサカタのタネ「千葉半立」は、袋の表示で発芽率60%以上、数量45ml、育つ苗の本数の目安は16本でした。実際に数えると23粒ほどで、種袋の価格に対して粒数は多くありません。

落花生の種袋
落花生の種袋
購入した落花生の種
購入した落花生の種

昨年ははじめて落花生を栽培しましたが、苦労した割りにわずかしか収穫できず苦い経験となりました。野菜栽培の本を見て何気なく畑に直播きしたところ、発芽率は半分にも満たず、追加で種を買うことになりました。家庭菜園初心者には落花生の種を発芽させるのは大変でした。

一方で、前年に収穫した生落花生や直売所で購入した生落花生を、莢のまましっかり乾燥させて翌年の種にする方法もあります。当菜園の場合は前年に近くの直売所で生落花生を購入して、翌年の種まき用に保存しておきました。湿ったままだとカビや傷みの原因になるため、保存する場合はカラカラになるまで乾かすことが大切です。

種まき用に乾燥保存させておいた落花生
種まき用に乾燥保存させておいた落花生
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種まき|直播きするなら鳥よけまでセットで考える

この菜園では、5月中旬に落花生の種まきをしました。1畝で植え付け穴が20箇所ほどあり、1穴に2粒ずつ種蒔きしました。別の年には、1畝2条まき、株間40cmで、1穴に1〜2粒ずつまいています。JAグループ北海道の家庭菜園資料でも、直播きの場合は株間30cm、一か所に2〜3粒が目安とされています。

落花生の種まき(5月中旬)
落花生の種まき(5月中旬)
落花生の種の播き穴の準備(5月14日)
落花生の種の播き穴の準備(5月14日)
落花生の種まき①(5月14日)
落花生の種まき①(5月14日)

種の向きは、畝の方向に交差するように横向きにし、深さ3cmほどにしました。茨城県農林振興公社の資料でも、3〜5cmほど掘って2粒くらい横向きに入れる方法が紹介されています。土が少し湿っていれば、露地では種まき直後の水やりは控えめで十分です。過湿になると種が腐りやすいので、雨が続く時期の種まきは避けた方が無難です。

直播きで特に怖いのが鳥害です。落花生は種そのものが鳥のエサになりやすく、何も対策しないと、まいた種を掘り返されることがあります。鳥獣被害の典型的な事例が今回の栽培で発生しました。人気の少ない区画で種まきした3畝目はカラスと見られる鳥に食べられ、何度もまき直すことになりました。

落花生の種の鳥害防止(5月14日)
落花生の種の鳥害防止(5月14日)
落花生の鳥獣被害の防止①
落花生の鳥獣被害の防止①(06/15)
落花生の鳥による被害①(06/15)
落花生の鳥による被害①(06/15)

最初は網やプラスチックのポット入れをかぶせるだけにしましたが、カラスはそれをずらして中の種を食べてしまいました。最後は覆いに重しをのせて、ようやく無事に発芽できました。落花生の直播きでは、種をまく作業だけでなく、発芽まで鳥に食べられない状態を作るところまでを一つの作業として考えた方がよいです。

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発芽しない時|2週間を目安に追いまきする

落花生は、条件がよければ種まきから1週間〜10日ほどで発芽します。今回の事例では10日ほど経って発芽しました。1畝20箇所ほどある穴のほぼ全てで発芽しており、発芽率は80%程度でした。前回の低発芽率に比べれば成功といえます。

落花生の発芽①(05/23)
落花生の発芽①(05/23)
落花生の種の発芽①(5月24日)
落花生の種の発芽①(5月24日)
落花生の種の発芽状況①(5月27日)
落花生の種の発芽状況①(5月27日)

一方で、別の年には種まきから約2週間経っても発芽しない場所が残りました。発芽しない箇所には追加で種をまきましたが、結局1袋分を使い切っています。落花生は発芽適温が高めで、低温や過湿、鳥害が重なると失敗しやすいので、2週間たっても出ない場所は追いまきや苗の補植を検討します。

落花生の種の追いまき①(5月27日)
落花生の種の追いまき①(5月27日)

直播きは作業が簡単ですが、天候に左右されます。雨が続くと水分過剰で種が腐りやすく、鳥害も受けやすくなります。ポットで苗を育てる方法なら水分と温度を管理しやすいため、初心者や種を無駄にしたくない場合は、苗作りや購入苗も選択肢になります。

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花が咲いたら|マルチを外して土寄せする

5月中旬にはじめに種まきしてから追いまきもして2カ月弱が経過し、ようやく落花生の花が咲いてきました。ここからが落花生栽培の醍醐味です。黄色い花が咲いた後に子房柄(しぼうへい)と呼ばれる細長い茎が下へ伸びて地中へと入っていきます。子房柄が土の中に入ることで、地中に莢ができます。

落花生の花の開花②(7月9日)
落花生の花の開花②(7月9日)
落花生の子房柄①(7月9日)
落花生の子房柄①(7月9日)

ビニールマルチは初期の地温確保には役立ちますが、花が咲いて子房柄が伸び始めるころには外します。マルチが残っていると、子房柄が土へ入りにくくなります。JAグループ北海道でも、花が咲き、子房柄が伸び始めたらマルチを取り除き、株元に幅20〜30cmほど土寄せすることが示されています。

マルチを外した落花生の畝①(07/29)
マルチを外した落花生の畝①(07/29)
落花生のマルチ剥がし①(7月9日)
落花生のマルチ剥がし①(7月9日)
落花生のマルチ剥がし②(7月9日)
落花生のマルチ剥がし②(7月9日)

マルチを外す時は、株を傷つけないように端からゆっくり持ち上げます。株ごとに穴が開いていて引っかかるため、無理に引っ張らず、手で破りながら外しました。外した後は、株元の土を柔らかくして土寄せします。子房柄が土に届き、地中に入りやすい状態を作るためです。

落花生のマルチ剥がし⑤(7月9日)
落花生のマルチ剥がし⑤(7月9日)
落花生の開花後の子房柄①(7月30日)
落花生の開花後の子房柄①(7月30日)

この作業は、落花生の「実が土の中でできる」という性質を知っているかどうかで重要度の見え方が変わります。地上部の葉が元気でも、子房柄が土に入れなければ莢は増えません。反対に、花の後で株元の土を柔らかくしておけば、写真のように子房柄が地面へ向かって伸びる様子を確認できます。

1年目はマルチを外した後、ほぼ放任に近い管理になりました。そのため、収穫時には根元周辺に実が集中し、株の外側には思ったほど莢が付きませんでした。落花生は強い作物ではありますが、花が咲いた後の土寄せだけは省かない方がよいと感じました。

状態作業理由
まだ花が咲いていないマルチで地温確保を優先初期生育を助ける
黄色い花が咲き始めたマルチを外す準備子房柄が土へ向かう時期に入る
子房柄が伸び始めた中耕して株元へ土寄せ土が硬いと地中へ入りにくい
株元の土が少ない周囲の土を広めに寄せる莢ができる場所を増やす
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収穫時期|試し掘りで莢の入り方を見る

落花生の収穫時期は地域や品種で変わります。この菜園では毎年10〜11月に収穫しますが、近隣では8月ごろから収穫が始まることもありました。早く種まきしたもの、ゆで落花生向きに若めで収穫するもの、乾燥用に完熟を待つものでは、収穫の判断が変わります。

落花生の生育状況①(8月11日)
落花生の生育状況①(8月11日)
落花生の生育状況④(9月17日)
落花生の生育状況④(9月17日)

1年目の試し掘りでは、株が少し枯れ始めたタイミングで6〜7株ほど抜き、約2kgほど収穫できました。ただし、土寄せを十分にしなかった影響か、一部では実がならず、ほとんどが株の根元周辺に付いていました。マルチを外した後はほぼ放任栽培でしたが、それでも収穫できた一方で、しっかり土寄せして10月まで待てば収量は増えたかもしれません。

落花生の初収穫①
落花生の初収穫①
落花生の初収穫②
落花生の初収穫②

別の年は、5月中旬の種まきからほぼ5カ月が経過し、落花生の収穫時期を迎えました。10月8日に1畝2列まきで育てた三十数株を収穫し、株を掘り起こすと、地中にまとまって莢が付いていました。

収穫直前の落花生①(10月8日)
収穫直前の落花生①(10月8日)
掘り起こした落花生①(10月8日)
掘り起こした落花生①(10月8日)
掘り起こした落花生②(10月8日)
掘り起こした落花生②(10月8日)

収穫の目安として、JAグループ北海道では9月下旬以降、莢の網目が8割ほどはっきりした状態が適期とされています。茨城県農林振興公社の資料では、花が咲いてから80〜90日ほどを一つの目安とし、時期になったら試し掘りで確認することがすすめられています。家庭菜園では一度に全部抜かず、まず数株を試し掘りして、莢の中身と網目を見てから本収穫すると安心です。

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収穫後|生落花生は塩茹で、種用は乾燥保存

株から一莢ずつ手作業で取り外した落花生を、容器に入れてホースで水洗いしました。莢を直接食べるわけではありませんが、土や石、落ち葉が多いと鍋やゆで汁が汚れるため、できるだけきれいに洗います。

株から落花生の莢を採る①(10月8日)
株から落花生の莢を採る①(10月8日)
収穫した落花生を水洗い①(10月8日)
収穫した落花生を水洗い①(10月8日)
茹でる前の落花生①(10月8日)
茹でる前の落花生①(10月8日)

綺麗に水洗いした落花生をザルに入れて軽く水気を落とします。落花生を秤で量ってみると約1.3㎏でしたが、この位の量なら鍋で一度に十分茹でる事ができます。生の落花生は、収穫したてを塩茹でにすると格別です。鍋に落花生が浸るくらいの水を入れ、塩を入れて水から茹でます。沸騰後は弱火にして30〜40分ほど茹で、途中で一つ割って好みの硬さか確認しました。

茹でている最中の落花生①(10月8日)
茹でている最中の落花生①(10月8日)
茹で上がった落花生①(10月8日)
茹で上がった落花生①(10月8日)
茹でた落花生を割ってみる①(10月8日)
茹でた落花生を割ってみる①(10月8日)

火を止めた後、10〜15分ほどそのまま塩水に浸しておくと、味がしみ込みやすくなります。茹で時間や塩加減は鍋の大きさ、火力、落花生の量で変わるため、最後は実際に味見して決めるのがいちばん確実です。

来年の種にする分は、茹でずに分けておきます。食用として一度でも火を通したものは種には使えません。収穫して水洗いした落花生を莢のまま自然乾燥して来年の作付け用の種にします。収穫した時点では水分が多く、そのまま保存すると腐食や傷みの原因になるため、湿気の少ない場所でカラカラになるまで保存しました。

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写真で振り返る栽培の流れ

既存の記事では、発芽から収穫までの写真をかなり細かく掲載していました。今回の本文では代表写真に絞っていますが、栽培の流れとしては、5月中旬の種まき、5月下旬の発芽、6月の生育、7月の開花とマルチ除去、8月〜9月の株の広がり、10月の収穫という順番です。

落花生は、葉や茎だけを見ると「普通のマメ科野菜」に見えます。しかし、花の後に子房柄が地面へ伸び、土の中で莢がふくらむ点が独特です。家庭菜園で育てるなら、開花後に一度しゃがんで株元をよく見ると、落花生らしい変化を観察できます。

発芽の時期には、芽が出た場所と出ない場所の差が目立ちます。開花後には、子房柄が伸びている株と、まだ花だけの株の差も出ます。収穫時には、同じ株の中でも大きな莢と未熟な莢が混ざります。こうしたばらつきがあるため、家庭菜園では一つの日付で機械的に判断するより、写真のような状態を見ながら作業する方が失敗を減らせます。

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この栽培で感じた失敗しやすいポイント

  • 落花生は、種袋の粒数が少なく発芽率も高くないため、発芽失敗や鳥害で種を失うと痛い。
  • 直播きする場合は、種まき後すぐに鳥よけを固定する。軽くかぶせるだけではカラスにずらされることがある。
  • 2週間たっても発芽しない場所は、早めに追いまきするか、苗で補う。
  • 花が咲いたら、マルチ除去と土寄せを後回しにしない。ここを省くと、根元周辺にしか実が付かないことがある。
  • 収穫は日付だけで決めず、試し掘りして莢の網目や中身を見る。
  • 食べる分と翌年の種に残す分は、収穫直後に分けておく。

落花生栽培でよく迷うこと

落花生は何科の野菜?

落花生はマメ科の野菜です。ピーナッツという名前で食べることが多いため木の実のように感じますが、畑ではマメ科野菜として扱います。枝豆やいんげんと同じマメ科なので、同じ場所で続けてマメ科ばかり作らないように輪作も意識します。

この記事の古い記録でも、同じ区画でいんげんや枝豆を栽培していたことに触れています。マメ科をほとんど作っていなかった区画では連作障害の心配は少ないと判断しましたが、毎年同じ場所に落花生や豆類を作る場合は、土の状態を見ながら場所を変える方が無難です。

落花生はプランターでも育てられる?

プランターでも栽培できますが、落花生は土の中で莢がふくらむため、浅い容器よりも深さと幅に余裕のある容器が向きます。畑栽培より土の量が少ないため、乾燥しすぎと水のやりすぎの両方に注意します。

この菜園の実例は畑での露地栽培です。プランター栽培にそのまま置き換える場合は、株元に土寄せする余地を残すこと、子房柄が潜れる柔らかい土を保つこと、収穫前に容器内が過湿にならないようにすることを意識すると、畑栽培の考え方を応用しやすくなります。

肥料は多い方がよい?

落花生はマメ科なので、窒素分を多く与えすぎると葉や茎ばかり茂り、実付きが悪くなることがあります。JAグループ北海道の資料でも、窒素割合の少ないマメ専用肥料が利用しやすいとされています。この記事の実例でも、区画には石灰散布をするくらいで、肥料はほとんど入れていませんでした。

ただし、肥料をまったく考えなくてよいという意味ではありません。落花生は酸性土を嫌うため、栽培前に石灰類を入れて土を整えます。また、莢ができる場所となる株元の土を柔らかくしておくことも、肥料と同じくらい大切な管理です。

水やりはどのくらい必要?

畑の露地栽培では、種まき時に土が湿っていれば水やりは少量でよい場合があります。落花生の種は過湿で腐りやすく、この記事の実例でも、雨が続く時期の直播きでは発芽が悪くなる可能性に触れています。

発芽後も、乾燥に比較的強い作物ではありますが、極端に乾けば生育は悪くなります。特にマルチを外した後は、土の表面が硬くなりすぎないように中耕し、子房柄が入りやすい状態を保つことが大切です。プランターでは土量が少ないため、畑よりも乾き具合をこまめに見ます。

落花生の生え方・なり方がわかりにくい時

検索では「落花生 生え方」「落花生 なり方」という疑問も出ています。落花生は、枝豆のように地上の枝に莢がぶら下がるわけではありません。黄色い花が咲き、その後に子房柄が下へ伸び、土に刺さり、その先が土の中でふくらんで莢になります。

つまり、花が咲くまでは地上部の生育を見る作物、花が咲いてからは株元の土を見る作物です。花がたくさん咲いていても、子房柄が土に入れなければ収穫は増えません。ここが落花生栽培の一番おもしろいところであり、初心者がつまずきやすいところでもあります。

直播きとポット育苗はどちらがよい?

この菜園の経験では、好天が続けば直播きでも十分発芽しました。ただし、雨が続いたり、鳥害を受けたりすると、種の追加購入や追いまきが必要になります。種の価格が高く粒数も限られるため、初めて栽培する場合は、直播きの手軽さと失敗時の損失を比べて考えるとよいです。

ポット育苗は、温度と水分を管理しやすく、発芽しない場所だけ畑で空くという失敗を減らせます。その代わり、苗を育てる手間と植え付け作業が増えます。広い畑に多く作るなら直播き、少ない株を確実に育てたいならポット育苗や購入苗、という考え方が現実的です。

どちらを選ぶ場合でも、落花生は発芽後よりも種まき直後の失敗が目立ちます。種をまいたら終わりではなく、発芽までの1〜2週間を一つの管理期間として見て、鳥よけ、雨、土の湿り具合を確認することが大切です。

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