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ナス苗の植え付けと黒マルチ|5月上旬に肥料袋で保護した実例

なす
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ナス苗を5月上旬に植え付けるなら、畝に黒マルチを張って雑草を抑え、植え付け直後は肥料袋などで作る「あんどん」で苗を囲うと、作業後の管理が楽になります。黒マルチは透明マルチほど地温を上げる力は強くありませんが、日光を遮るため雑草が出にくく、家庭菜園では扱いやすい資材です。

この記事では、2015年5月上旬にホームセンターで購入したナス苗を植え付け、黒マルチと肥料袋の囲いを使った実例をもとに、初心者が迷いやすい「ナスにマルチは必要か」「黒マルチと透明マルチはどちらがよいか」「苗に袋をかぶせるのはいつまでか」を整理します。

ナス苗の植え付けは5月上旬が作業しやすい

5月の大型連休に入り、野菜苗の植え付けシーズンがやってきました。3月にはじゃがいもの種芋を植え付けていますが、4月から5月にかけては、ナス、ピーマン、トマトなどの夏野菜を畑に植える時期です。

ナスは高温を好む野菜ですが、植え付け直後はまだ気温が安定しない日もあります。タキイ種苗の資料でも、早植えしたいときは黒ポリマルチで地温を高めること、購入苗は2〜3日ほど日当たりのよい場所で慣らしてから植え付けることが紹介されています。地域や年の気温差はありますが、家庭菜園では「遅霜の心配が少なくなり、苗を準備しやすい5月連休ごろ」が一つの目安になります。

植え付け前のナス苗
植付けする前の「なす」の苗
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ナスは苗を購入して植えるのが始めやすい

家庭菜園でナスを育てるなら、まずは苗を購入して植える方法が始めやすいです。ナスは育苗期間が長く、発芽や苗づくりには温度管理も必要になります。こうち農業ネットでも、ナスは育苗に長期間を要するため苗を購入する方がよいと説明されています。

この年もホームセンターで普通のナス苗を購入しました。苗は1株70円ほどから販売されており、家庭菜園では1株からかなりの収量が期待できます。接ぎ木苗や珍しい品種は値段が上がりますが、連作障害や病気が気になる畑では、そうした苗を選ぶのも一つの方法です。この菜園では、毎回ごく普通の苗を購入して育てています。

苗を選ぶとき見るポイント理由
太く、節間が詰まっているひょろ長い苗より植え付け後に倒れにくい
色がよく、傷みや虫食いが少ない植え付け直後の回復が安定しやすい
花・つぼみ一番花やつぼみが確認できる植え付け適期の目安になる
病気が心配な畑接ぎ木苗も候補にする連作障害や土壌病害のリスクを下げやすい
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雑草を抑えるため黒マルチを使った

この菜園では、ナスをほぼ毎年栽培しています。品種は「黒陽」で、支柱を立て、5月に植え付け、苗のまわりを行燈で保護する流れも例年と大きく変わりません。変えた点は、黒マルチを使い始めたことです。

前年までは透明マルチを使っていました。透明マルチは地温を上げる効果が大きい反面、日光を通すため、マルチの下で雑草が育ってしまいます。植え穴から手を入れて雑草を抜く作業が面倒だったため、この年は雑草防止を重視して黒マルチにしました。

ナス苗を植え付ける前に張った黒マルチ
植付け前の黒マルチ設置
黒マルチを張った畝に植え付けたナス苗
黒マルチを利用した「なす」栽培
マルチの種類向いている目的注意点
黒マルチ雑草を抑えたい、泥はねを減らしたい透明マルチより地温上昇は控えめ
透明マルチ植え付け初期に地温を上げたい日光を通すため、下で雑草が育ちやすい
マルチなし資材を使わず管理したい雑草、乾燥、泥はね対策を別に考える必要がある
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黒マルチの植え穴は、苗を浅めに植える

ナス苗を植えるときは、根鉢を崩しすぎず、深植えにしないことが大切です。根鉢とは、ポットから苗を抜いたときに根と土がまとまっている部分のことです。深く植えすぎると株元が傷みやすくなるため、根鉢の上面が畝の表面と同じくらいになるように植えます。

黒マルチを張ってから苗を植える場合は、植え穴を大きく開けすぎないようにします。穴が大きいと、そこから雑草が出たり、風でマルチがめくれたりしやすくなります。植え付け後は株元にしっかり水を与え、必要に応じて仮支柱を立てて、苗が風で大きく揺れないようにします。

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肥料袋のあんどんで植え付け直後の苗を保護

毎年の作業ですが、この年も植え付けたナス苗を肥料袋で作ったあんどんで囲いました。あんどんとは、苗の周囲を筒状の資材で囲い、植え付け直後の風や低温から守る簡易カバーのことです。

まだ小さい苗は風雨に弱く、根付くまでは細かな保護が必要です。市販の透明ドーム型カバーもありますが、株数が多いと費用がかかります。家庭菜園では、使い終わった肥料袋を捨てずに取っておくと、植え付け直後の風よけとして再利用できます。

肥料袋で囲って保護した5月上旬のナス苗
肥料袋で囲んで苗を保護①(5月上旬)
支柱で固定したナス苗の肥料袋あんどん
肥料袋で囲んで苗を保護②(5月上旬)
黒マルチの畝で肥料袋あんどんに囲まれたナス苗
肥料袋で囲んで苗を保護③(5月上旬)

作り方は、肥料袋の底をハサミで切って筒状にし、必要なら半分に切って、株の周囲を支柱で囲うだけです。こうしておくと、小さい苗を強い風雨や直射日光から守り、苗が根付いてしっかり伸び始めるまでの補助になります。

ただし、袋で完全に密閉するわけではありません。晴れて暑い日は中が蒸れやすくなるため、上部は開けておき、葉が袋に強く当たるようになったら外す準備をします。全農Apronでは、あんどん囲いやホットキャップは草丈20〜30cmになったら外す目安が紹介されています。

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この実例で感じた黒マルチと肥料袋保護の使い分け

黒マルチは、植え付け後の雑草対策としてかなり楽です。透明マルチのようにマルチ下の雑草を気にする場面が減るため、植え付け後の管理に集中できます。一方で、地温を強く上げたい早い時期には透明マルチの方が向く場面もあります。

肥料袋のあんどんは、黒マルチとは役割が違います。黒マルチは畝の表面を守る資材、肥料袋のあんどんは植えたばかりの苗を一時的に守る資材です。ナス苗を植え付けた直後は、黒マルチで雑草と泥はねを抑え、肥料袋で風よけをするという組み合わせが、この菜園では使いやすい方法でした。

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