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ナスの生育不良でマルチを外す?8月下旬に葉茎が弱った実例

生育不良のなす①(8月下旬) なす
生育不良のなす①(8月下旬)
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7月中旬までは順調に収穫できていたナスが、7月下旬に入ってから葉や茎が茶色く変色し、株全体の元気がなくなってきました。そこで、この畑では黒マルチを取り除いて様子を見ることにしました。

ただし、ナスの生育不良はマルチだけが原因とは限りません。水不足、肥料切れ、根の傷み、病気、害虫、暑さによる株の疲れなど、いくつかの原因が重なっていることもあります。マルチを外す前に、まずは株元・葉・実・土の乾き方を順番に確認します。

7月下旬からナスの葉茎が弱ってきた

今年も例年通りにナスを栽培していました。7月中旬ごろまでは順調に収穫できていたのですが、7月下旬に入ってから様子が変わりました。葉も茎も茶色く変色し、株全体に元気がなくなってきたのです。

原因ははっきりとは分かりません。ただ、黒マルチを張っていたことが一つの原因かもしれないと考え、いったんマルチを取り除いてみることにしました。マルチは地温を上げたり、乾燥や雑草を抑えたりする資材ですが、真夏の強い日差しの下では、畝の状態によって地温が上がりすぎることも考えられます。

8月下旬に生育が悪くなったナスの株
生育不良のなす①(8月下旬)
葉や茎の勢いが落ちた8月下旬のナス
生育不良のなす②(8月下旬)
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マルチを外す前に確認したいこと

ナスは水を多く必要とする野菜です。暑い時期に水が不足すると、生育が悪くなり、実のつやが落ちたり、ハダニなどの被害が出やすくなったりします。反対に、根が傷んでいる場合や病気が出ている場合は、水を足すだけでは回復しません。

見える状態考えられる原因まず確認すること
葉や茎が全体にしおれる水不足、根傷み、暑さによる株の疲れ土の乾き、株元の湿り具合、朝夕の回復
葉や茎が茶色くなり元気がない高温、乾燥、肥料切れ、病害虫葉裏の虫、斑点、株元、追肥の間隔
片側だけしおれる・葉が黄変する半身萎凋病などの病気も疑う片側だけか、株全体か、周囲の株にも出ているか
実が小さい、つやがない水不足、肥料切れ、株疲れ収穫を遅らせすぎていないか、追肥と水やり

この畑では、葉や茎が茶色くなり、株全体の勢いが落ちていました。病気と断定できるほどの情報はありませんが、暑さとマルチによる地温上昇、水分不足、株の疲れが重なった可能性を考えました。

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黒マルチは初期には便利だが、真夏は様子を見る

黒マルチは、苗を植え付けた初期に地温を確保し、雑草を抑えるのに役立ちます。ナスの定植直後は根をしっかり張らせたいので、マルチが有効な場面は多いです。

一方で、7月でも日中の気温が35度近くまで上がるような年は、これまでの栽培スケジュールがそのまま当てはまらないことがあります。特に黒マルチの表面が強く熱くなり、畝の中が乾きやすい状態になっているなら、株元の環境を変えることも選択肢になります。

近隣の家庭菜園で栽培されているナスを見ると、葉も茎も青々として、実もしっかりなっていました。地面にはわらが敷いてあり、過度な地温上昇や乾燥を防いでいるように見えました。そこで、この菜園でもマルチを外して、株元の状態を見直すことにしました。

8月下旬に生育不良が見られるナスの葉と茎
生育不良のなす③(8月下旬)
株全体の勢いが落ちたナスの様子
生育不良のなす④(8月下旬)
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マルチを外すときの注意点

マルチを外す場合は、株元を乱暴に引っ張らないようにします。ナスの根は株元の周囲にも広がっているため、無理にマルチをはがすと根を傷めることがあります。

  • 株元の近くは手でゆっくりめくる
  • 支柱や誘引ひもを引っかけないようにする
  • マルチを外した直後は、土の乾きが早くならないか見る
  • 必要なら敷きわらや刈草で株元を軽く覆う
  • 外したあと数日から1週間ほど、朝夕のしおれ方を見る

黒マルチを外せば必ず回復する、というものではありません。土が乾きやすくなる場合もあるので、外した後は水やりと株元の乾き具合をこまめに見ます。

生育不良で収穫が止まったナスの株元付近
生育不良のなす⑤(8月下旬)
8月下旬に元気がなくなったナスの生育状況
生育不良のなす⑥(8月下旬)
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収穫が止まったら、夏越し後の回復も考える

このときは収穫が止まってしまい、夏の猛暑を過ぎて秋に再び収穫できることを願う状態でした。ナスは秋まで収穫できる野菜ですが、真夏に株が疲れると実がつきにくくなることがあります。

そのため、株が完全に枯れていないなら、無理に大きな実をならせ続けるより、傷んだ葉や混み合った枝を整理し、水と肥料を切らさずに様子を見る方法もあります。病気の疑いが強い場合や、株全体が急にしおれて戻らない場合は、無理に残さず、ほかの株へ広げないことを優先します。

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この実例からの判断

今回の畑では、マルチが生育不良の原因だったと断定はできません。それでも、7月下旬から葉茎が弱り、収穫が止まったこと、近隣の畑ではわらで株元を覆ったナスが元気に育っていたことから、黒マルチを外して株元の環境を変える判断をしました。

ナスの生育が悪くなったときは、すぐに一つの原因へ決めつけず、水、肥料、病害虫、根の状態、株元の温度と乾き方を順番に見ます。そのうえで、真夏の黒マルチが暑さや乾燥を強めていそうなら、敷きわらや刈草に切り替えて様子を見るのも一つの方法です。

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