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畝とマルチは再利用できる?きゅうり後にいんげんを種まきした実例

畝を再利用したいんげん栽培 いんげん
畝を再利用したいんげん栽培
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畝や黒マルチをそのまま再利用できるかというと、家庭菜園では「条件が合えば一時的にはできるが、基本はおすすめしにくい」と考えた方が安全です。前作の野菜くずや雑草が残り、土が固く、肥料や酸度も確認できていない状態では、発芽や初期生育が不安定になりやすいためです。

この記事は、昨年きゅうりを育てたマルチ付きの畝を片付けず、そのままいんげんの種まきに使った実例です。実際にやってみると、同じ穴は避けて反対側に新しく穴を開けたものの、土は少し固く、発芽もあまり良いとはいえませんでした。手間を減らしたいときの参考にはなりますが、成功例というより「畝を再利用するときに何を確認すべきか」が分かる記録として読んでください。

畝とマルチを再利用した、やや無理のある実例

畝とは、野菜を植えるために土を細長く盛り上げた場所のことです。マルチは、その畝の表面を覆う黒いビニールなどの資材で、地温の確保、乾燥防止、雑草抑制などに役立ちます。

この菜園では、昨年栽培した後にそのまま放置してあった畝とマルチを、片付けずに利用してしまいました。本来なら、前作の野菜くずや雑草を取り除き、土を耕して空気を入れ、石灰や肥料を施してから次の野菜を作るのが基本です。

前作はきゅうりで、今回はいんげんです。きゅうりはウリ科、いんげんはマメ科なので、同じ野菜を同じ場所で続けて作る連作は避けています。ただし、科が違っても、畝の状態を確認せずに再利用するのは不安が残ります。今回は、止むを得ない事情で労力を減らした実例であり、きれいな栽培手順としてはおすすめしにくい方法です。

放置してあったマルチ付きの畝を再利用したいんげん栽培
畝を再利用したいんげん栽培
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畝を再利用するときに確認したいこと

どうしても畝やマルチを再利用したい場合は、「まだ使えるか」よりも「次の野菜が育つ状態か」を確認します。マルチが残っていると一見そのまま使えそうに見えますが、土の中は固くなっていたり、肥料が偏っていたり、前作の根や病害虫が残っていたりすることがあります。

確認する点見る場所初心者向けの考え方
前作と次作の関係前に育てた野菜、次に育てる野菜同じ科の野菜を続けるほど連作障害の心配が増えます。科が違っても土の状態確認は必要です。
前作の残り株元、根、枯れたつる、雑草野菜くずや雑草が多いと、病害虫や作業しにくさにつながります。できる範囲で取り除きます。
土の固さ植え穴まわりの土指や移植ごてで硬く感じる土は、根が伸びにくく、発芽後の生育も鈍りやすくなります。
マルチの傷み破れ、めくれ、古い植え穴破れが多いと雑草が出やすく、古い穴をそのまま使うと位置や株間が合わないことがあります。
肥料の残り前作の生育、追肥の有無残肥が多い場合も少ない場合もあります。マメ科は肥料過多でつるばかり伸びることがあるため注意します。
水はけ雨の後の畝、植え穴水がたまりやすい場所では根が傷みやすくなります。必要なら高畝や排水改善を考えます。

この実例では、雑草が生えていて、マルチも汚れていました。見た目にもきれいな状態ではありませんでしたが、労力削減のため、今回はそのまま使う判断をしました。家庭菜園は自由度が高い一方で、手を抜いた部分は発芽や生育に出やすいと感じます。

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同じ穴ではなく、反対側に穴を開けて種まきした

昨年きゅうりを栽培したマルチで、今年はいんげんの種まきをしました。さすがに、きゅうりを植えていた同じ穴にそのまま種をまくのは気が引けたため、マルチの反対側に新しく穴を開けてまいています。

同じ穴を避けた理由は、前作の根が残っていたり、土が締まっていたり、株元の病害虫リスクが気になったためです。ただし、新しく穴を開けたからといって、畝全体の土が整ったことにはなりません。あくまで「少しでもましな場所を選んだ」という程度の対処です。

古いマルチの反対側に穴を開けてまいたいんげんの種
いんげんの種まき
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耕していない土では発芽が悪くなりやすい

今回の畝では、土を耕していないせいか、植え穴のまわりの土が少し固い感じでした。肥料も施していなかったため、種まき後の発芽はあまり良いとはいえませんでした。

それでも、なんとか1穴に1株ずつ発芽しました。家庭菜園では「予定通りではないけれど、とりあえず育った」ということもあります。ただ、最初から安定して育てたい場合は、前作の片付け、耕うん、元肥、酸度調整をしてから種まきする方が安心です。

タキイ種苗の土づくり資料でも、野菜作りでは土を深く耕して根が伸びやすい状態を作ること、堆肥や石灰、肥料を適切な時期に施して畝を立てることが基本として説明されています。今回のように耕さずに使う方法は、時間がないときの応急的な判断に近いです。

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いんげんは前作と肥料残りにも注意する

いんげんはマメ科の野菜です。前作のきゅうりとは科が違いますが、同じ場所で同じ種類の野菜を続けると連作障害が出やすくなるため、作付けの順番は確認しておきたいところです。連作障害とは、同じ畑で同じ種類の野菜を続けて作ることで、生育不良や病害虫の被害が出やすくなる現象です。

また、いんげんは肥料を多く与えればよい野菜ではありません。前作の肥料が残っている場合、窒素が多すぎて、つるや葉ばかり茂り、実つきが遅れることがあります。今回は肥料を施していなかったので逆方向の心配もありますが、再利用する畝では「前作でどれくらい肥料を使ったか」が分かりにくい点も難しさです。

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今回の実例から分かる「やってよい範囲」

畝やマルチの再利用は、家庭菜園では絶対にできない作業ではありません。ただし、前作の片付けをせず、土も耕さず、肥料も確認せずに使う場合は、発芽や生育が不安定になる前提で考えた方がよいです。

今回のように、同じ穴を避けて新しく穴を開け、科の違う野菜を選び、発芽後の様子を見ながら育てるなら、応急的な方法としては試せます。それでも、初心者の方が安定して収穫を目指すなら、古いマルチを外し、残渣や雑草を片付け、土を耕してから次の作付けに入る方が失敗は少なくなります。

この菜園でも、耕していない土でどれだけ育つのか、今後の参考にするつもりでトライしました。きれいな手順ではありませんが、実際の家庭菜園ではこうした「手を抜いたときに何が起きるか」も、次の栽培判断の大事な材料になります。

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