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スナップエンドウの種まき時期と育て方|発芽・越冬・収穫までの実例

スナップエンドウ
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スナップエンドウは、秋に種をまいて小さな苗のまま冬を越し、春に収穫する野菜です。この記事では、2017年11月3日に種をまき、2018年5月10日に初収穫した実例をもとに、種まき時期、発芽、越冬、防寒、収穫の終わりの見分け方までをまとめます。

結論から言うと、温暖地の秋まきでは「早くまきすぎないこと」と「冬前に大きくしすぎないこと」が特に大切です。今回の菜園では11月上旬に種をまき、発芽は順調でしたが、防寒対策が十分ではなく、冬の間にかなり株数が減りました。それでも生き残った株は春に伸び、初めての栽培としては十分な収穫になりました。

収穫したスナップエンドウ
収穫したスナップエンドウ

スナップエンドウ栽培で最初に押さえること

項目目安・考え方この菜園での実例
種まき時期温暖地では10月下旬〜11月上旬が目安。寒い地域では春まきも選択肢2017年11月3日に種まき
発芽まで地温や水分で変わるが、数日〜10日前後で確認する11月8日に土が割れ、11月10日に発芽を確認
越冬サイズ冬前に大きくなりすぎると傷みやすい。本葉2〜3枚程度の幼苗で越冬させる考え方が基本11月下旬には苗が見える状態。防寒不足で一部が枯れた
収穫時期春に莢がふくらみ、緑色でやわらかいうちに収穫2018年5月10日に初収穫
終了サイン花が減り、莢が太りにくく、株全体が弱ってきたら終盤6月上旬〜中旬に終了判断

「発芽適温」「生育適温」などの数字は地域や品種で変わります。この記事では一般的な目安と、実際にこの菜園で起きたことを分けて書きます。初心者の場合は、日付だけでなく、苗の大きさ、土の湿り具合、冬前の株の状態を見ると判断しやすくなります。

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スナップエンドウの基本情報

  • 分類:マメ科エンドウ属
  • 食べる部分:ふくらんだ莢と中の実を丸ごと食べる
  • 主な作型:秋まき春どり。寒冷地や越冬が難しい場所では春まきも検討する
  • 連作:マメ科の連作を嫌うため、同じ場所で続けて作らない
  • つるあり種:支柱やネットが必要だが、収穫期間が長くなりやすい
  • つるなし種:草丈は低めで扱いやすいが、つるあり種より収量は少なめになりやすい

今回栽培したのは、秋まき春どりのつるありタイプです。つるあり種は春になると一気に伸びるため、支柱やネットを準備しておく必要があります。つるなし種はコンパクトですが、まったく支柱が不要という意味ではなく、倒伏防止の支えはあった方が安心です。

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種まき時期はいつがよいか

スナップエンドウの秋まきは、早ければよいわけではありません。早くまきすぎて冬前に株が大きくなると、寒さで傷みやすくなります。逆に遅すぎると、冬までに十分な苗にならず、越冬が難しくなります。

この菜園では11月3日に種をまきました。温暖地の家庭菜園としては、秋まきの実例として参考にしやすい時期です。ただし、同じ11月上旬でも、地域、標高、畑の日当たり、年ごとの気温で結果は変わります。寒さが厳しい地域では、秋まきにこだわらず春まきやトンネル栽培を考えます。

地域・条件種まき時期の考え方注意点
温暖地10月下旬〜11月上旬を中心に検討早まきで大株にしすぎない
寒さが強い地域春まき、または保温栽培を検討秋まきでは冬の枯れ込みが大きくなりやすい
日当たりがよい畑生育が進みやすいので早まきに注意冬前の草丈を見ながら防寒する
日当たりが弱い畑発芽後の生育が遅れやすい土の湿りすぎ、徒長、霜害に注意
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種まきの準備とまき方

今回の畑では、畝幅90cm、株間30cmで2列分の穴を開けました。ただし、実際には1列で栽培する可能性が高かったため、1列は予備として考えていました。初心者の場合は、管理しやすい列数にして、支柱やネットを立てやすい形にしておくと後が楽です。

スナップえんどうの種①(11月3日)
スナップえんどうの種①
スナップえんどうの種②
スナップえんどうの種②

マメ科の種は大きくて扱いやすい一方、水分が多すぎると傷みやすいです。土に湿り気があるなら、種まき直後の水やりは控えめでも足ります。雨が続く予報のときは、無理にまかず、数日ずらす判断もあります。

スナップえんどうの種まき①(11月3日)
スナップえんどうの種まき①(11月3日)
スナップえんどうの種まき②(11月3日)
スナップえんどうの種まき②(11月3日)
作業初心者が見るポイント失敗しやすい点
まき穴を作る深さをそろえ、土を軽く押さえる深すぎる、浅すぎる
種を置く1か所に複数粒まき、あとで間引く古い種を少量だけまいて発芽不足になる
覆土する乾きすぎない程度に土をかける強く踏み固める
水分管理土が湿っていれば水を足しすぎない雨続きで種が腐る

種は残さず使い切る方が安心

スナップエンドウに限らず、種は古くなると発芽率が落ちます。家庭菜園では「もったいないから来年に残す」と考えがちですが、翌年に全然発芽しないこともあります。少量栽培なら、購入した年に使い切る方が結果的に失敗を減らしやすいです。

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発芽までの観察:11月8日〜14日

11月3日に種をまき、5日後の11月8日には土が割れて、発芽が近いことが分かりました。最初は小さな変化なので、土の表面が少し盛り上がる、割れる、緑色が見える、といったサインを見ます。

スナップえんどうの種まき①(11月8日)
スナップえんどうの種まき①(11月8日)
スナップえんどうの種まき②(11月8日)
スナップえんどうの種まき②(11月8日)
スナップえんどうの種まき③(11月8日)
スナップえんどうの種まき③(11月8日)

11月10日には発芽を確認できました。発芽したばかりの時期は、鳥に種や芽を狙われることがあります。また、強い雨で土が跳ねたり、乾燥で芽が止まったりすることもあります。発芽直後は、過保護に水をやるより、土の乾き具合を見ながら静かに管理します。

スナップえんどうの発芽状況(11月10日)
スナップえんどうの発芽状況①
スナップえんどうの発芽状況②
スナップえんどうの発芽状況②
スナップえんどうの発芽状況③(11月10日)
スナップえんどうの発芽状況③
スナップえんどうの発芽状況④(11月10日)
スナップえんどうの発芽状況④
スナップえんどうの発芽状況①(11月11日)
スナップえんどうの発芽状況①
スナップえんどうの発芽状況②(11月11日)
スナップえんどうの発芽状況②(11月11日)
スナップえんどうの発芽状況③(11月11日)
スナップえんどうの発芽状況③
スナップえんどうの発芽①(11月12日)
スナップえんどうの発芽①(11月12日)
スナップえんどうの発芽②(11月12日)
スナップえんどうの発芽②(11月12日)
スナップえんどうの発芽③(11月12日)
スナップえんどうの発芽③(11月12日)
スナップえんどうの発芽④(11月12日)
スナップえんどうの発芽④(11月12日)
スナップえんどうの発芽①(11月13日)
スナップえんどうの発芽①(11月13日)
スナップえんどうの発芽②(11月13日)
スナップえんどうの発芽②(11月13日)
スナップえんどうの発芽③(11月13日)
スナップえんどうの発芽③(11月13日)
スナップえんどうの発芽状況①(11月14日)
スナップえんどうの発芽状況①
スナップえんどうの発芽状況②(11月14日)
スナップえんどうの発芽状況①
スナップえんどうの発芽状況③(11月14日)
スナップえんどうの発芽状況③
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冬越し前の苗:大きくしすぎないのが大切

11月26日には、発芽した苗がはっきり分かる状態になりました。ここから冬に入るため、スナップエンドウでは「大きく育てる」より「冬を越せる大きさで止める」意識が重要になります。苗が小さすぎても弱く、大きすぎても寒さで傷みやすくなります。

スナップえんどうの苗①(11月26日)
スナップえんどうの苗①(11月26日)
スナップえんどうの苗②(11月26日)
スナップえんどうの苗②(11月26日)

今回の反省点は、防寒対策が十分ではなかったことです。寒冷紗、敷きわら、マルチなどで株元を守ると、霜や乾いた冷たい風の影響をやわらげられます。とくに冬の間に霜柱が立つ畑では、根が浮いて傷むことがあるので、株元の土が持ち上がっていないか確認します。

冬越しで見るところよい状態注意したい状態対応
苗の大きさ本葉が出て小さく締まっている冬前に大株になりすぎる次回は種まきを遅らせる
株元土にしっかり固定されている霜柱で根元が浮く軽く土を押さえる
葉色寒さで多少変化しても芯が残る全体がしおれて枯れ込む防寒を追加し、生きた株を残す
風当たり支えや防寒で揺れが少ない冷風で苗が揺さぶられる寒冷紗や不織布を検討
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3月〜4月:冬を越した苗の回復

3月24日には、冬を越したスナップエンドウの様子を確認しました。すべてがきれいに残ったわけではありませんが、生き残った苗は春の気温上昇とともに動き出します。ここで慌てて抜かず、株元や新芽の状態を見て判断します。

越冬したスナップえんどうの苗①(3月24日)
越冬したスナップえんどうの苗①(3月24日)
越冬したスナップえんどうの苗②(3月24日)
越冬したスナップえんどうの苗②
越冬したスナップえんどうの苗③(3月24日)
越冬したスナップえんどうの苗③

4月10日になると、生き残った株がかなりはっきりしてきました。冬の失敗はありましたが、残った株が春に伸びると、そこから開花・着莢につながります。この時期につるが伸び始めたら、支柱やネットに誘引し、風通しを確保します。

生き残ったスナップえんどうの苗①(4月10日)
生き残ったスナップえんどうの苗①(4月10日)
生き残ったスナップえんどうの苗②(4月10日)
生き残ったスナップえんどうの苗②
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マルチ・敷きわら・支柱の考え方

スナップエンドウを育てるときは、マルチシートを使うべきか迷いやすいところです。マルチや敷きわらは雑草対策だけでなく、株元の乾燥や泥はね、冬の地温低下をやわらげる目的でも使います。

ただし、マルチを使えば必ず成功するわけではありません。土が湿りすぎる畑では過湿に注意し、冬の防寒を重視するなら敷きわらや寒冷紗と組み合わせます。つるあり種では春に支柱やネットが必要になるため、マルチを張る位置と支柱を立てる位置を最初に考えておくと作業しやすくなります。

  • マルチ:地温・乾燥・雑草対策に役立つが、過湿には注意する
  • 敷きわら:株元の保温、泥はね軽減、霜柱対策に使いやすい
  • 寒冷紗・不織布:冷たい風や霜から幼苗を守る目的で使う
  • 支柱・ネット:春につるが伸び始める前に準備しておく
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5月10日:種まきから半年後の初収穫

11月3日に種をまいてから約半年後、5月10日に初収穫できました。スナップエンドウは、莢の中の実がふくらみ、莢がまだ緑色でやわらかいうちが収穫しやすいタイミングです。大きくしすぎると固くなりやすいため、早めに何度も収穫する方が株への負担も少なくなります。

収穫前のスナップえんどう①(5月10日)
収穫前のスナップえんどう①(5月10日)
収穫前のスナップえんどう②(5月10日)
収穫前のスナップえんどう②(5月10日)
収穫前のスナップえんどう③(5月10日)
収穫前のスナップえんどう③
スナップえんどうの収穫①(5月10日)
スナップえんどうの収穫①
スナップえんどうの収穫②(5月10日)
スナップえんどうの収穫②

スナップエンドウの栽培は初めてだったので、この初収穫はかなり感動しました。冬越しに失敗した部分はありましたが、残った株からこれだけ収穫できたので、初回としては成功と見てよいと思います。

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収穫方法と取り遅れの目安

収穫するときは、莢を引っ張るだけでなく、付け根を指でつまむか、ハサミで切ると株を傷めにくいです。莢を主に食べる野菜なので、ふくらみきるまで待ちすぎず、やわらかいうちに収穫します。

莢の状態判断作業
莢が薄く、実がまだ小さい少し早いが食べられる株の様子を見ながら収穫
莢が丸くふくらみ、緑色でつやがある収穫適期早めに摘み取る
莢が大きくなりすぎ、固さを感じる取り遅れ気味食味は落ちやすいので早めに消費
花が減り、新しい莢がつきにくい終盤のサイン残りを収穫し、片付け時期を考える

収穫終了と栽培終了の見分け方

6月上旬〜中旬になると、株の勢いが落ち、収穫できる莢も少なくなってきました。スナップエンドウは収穫期の後半になると、うどんこ病などで葉が弱ることもあります。新しい花が少ない、莢が太らない、株全体が疲れてきた、という状態が重なると終了時期です。

収穫終了のスナップエンドウ①(6月10日)
収穫終了のスナップエンドウ①(6月10日)
収穫終了のスナップエンドウ②(6月10日)
収穫終了のスナップエンドウ②
収穫終了のスナップエンドウ③(6月10日)
収穫終了のスナップエンドウ③
収穫終了のスナップエンドウ④(6月10日)
収穫終了のスナップエンドウ④

栽培を終えるときは、次に同じマメ科を植える場所を避けることも大切です。エンドウは連作障害が出やすい野菜なので、翌年も同じ場所にまくのではなく、輪作を考えて畑を回します。

今回の失敗と次回の改善点

課題今回起きたこと次回の改善
防寒対策冬の間にかなり株が減った敷きわら、寒冷紗、不織布を早めに準備する
冬前の苗管理越冬できた株と枯れた株に差が出た種まき時期と苗の大きさを記録する
支柱準備春に伸び始めてから作業が必要になる種まき時に支柱位置を想定して畝を作る
収穫判断初収穫は成功したが終盤判断が難しい花数、莢の太り、葉の状態をセットで見る

スナップエンドウは、種まきから収穫まで約半年かかるので、短期決戦の野菜より難しく感じます。ただ、発芽から越冬、春の回復、初収穫までの変化が大きく、家庭菜園らしい楽しさもあります。初めて挑戦するなら、種まき時期を守り、防寒対策を早めに考えることから始めると失敗を減らせます。

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