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白菜の種まき時期と直播き・トレイ播き|8月下旬にまいた実例

白菜の種袋表 はくさい
白菜の種袋表
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白菜の種まきは、秋冬どりなら「少し早いかな」と思う時期に準備しておくくらいが安心です。今回の実例では、8月下旬に白菜と大根の種まきを始め、白菜は畑への直播きとプラグトレイ播きの両方を試しました。

白菜は種まきが遅れると、冬までに葉数を十分に増やせず、結球しにくくなることがあります。一方で、早すぎると暑さや虫の被害を受けやすいので、家庭菜園では「品種の栽培日数」「地域の気温」「苗を作るか直播きするか」をセットで考える必要があります。

確認すること見るポイントこの実例での判断
種まき時期秋冬どりで冬前に結球させられるか8月下旬に種まきした
品種収穫までの日数が短い早生系か耐病早生60日型を選んだ
まき方直播きと育苗のどちらが管理しやすいか失敗時の予備も考え、両方試した
前作と土連作障害や土の疲れがないか前作はじゃがいも。前年はほぼ休ませた区画を使った
苗のリスク発芽後の虫食い、乾燥、高温前回の虫食い経験から、苗を多めに確保する方針にした

白菜の種まきは8月下旬に行った

8月下旬になり、もうすぐ秋の兆しが見え始めたころは、秋冬野菜の種まき時期です。秋に収穫したい白菜や大根は、この時期から苗を育てておかないと、冬までに十分な大きさになりにくくなります。

この年は、少なくとも大根と白菜だけは作ろうと準備しました。キャベツの種まきも考えられる時期ですが、まずは収穫までの流れを作りやすい白菜と大根を優先しました。

栽培区画は、先ごろ収穫を終えたじゃがいもを作っていた場所です。じゃがいもはナス科、白菜と大根はアブラナ科なので、同じ科の野菜を続けて作る連作には当たりません。さらに前年は、この区画で白菜や大根のようなアブラナ科野菜を作っておらず、ほぼ休ませていた場所でした。

連作でなくても、間を空けずに作り続ければ土は疲れます。今回はじゃがいもを収穫した直後ではあるものの、前年に十分休ませた区画だったため、白菜栽培に使えると判断しました。

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白菜の種まき時期は、冬前に結球できるかで考える

秋冬どりの白菜は、種まきが遅れるほど難しくなります。タキイ種苗のハクサイ栽培マニュアルでは、秋冬栽培の一般地では10月下旬から11月上旬ごろに花芽分化が起こるため、それまでに十分な外葉を作っておくことが大切で、播種限界は9月上旬ごろとされています。

白菜や大根は、収穫できる大きさになるまでにおおむね2か月前後は見ておきたい野菜です。9月、10月にしっかり育て、12月の寒くなってきた時期には収穫に入りたいと考えると、8月中旬から下旬には種まきや苗作りを始めておきたいところです。

ただし、年によって残暑の強さは違います。今回の年は8月下旬になると急に気温が下がり、朝晩は肌寒さもありました。前年は9月になっても残暑が厳しかったため、同じ日付でも条件はかなり違います。日付だけでなく、暑さが少し落ち着いてきたか、発芽後に乾燥しすぎないかも見ながら決めます。

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今回選んだのは「耐病早生60日型」の白菜

今回、ホームセンターで購入した白菜の種は「耐病早生60日型」と書かれた品種でした。店頭には70日型、80日型のような種もありましたが、冬までに育ちきらない不安があったため、一番早く収穫できそうなものを選びました。

白菜の種袋表
白菜の種袋表
白菜の種袋裏
白菜の種袋裏

「60日型」と書かれていても、必ず60日で収穫できるという意味ではありません。気温、日照、虫食い、肥料切れ、植え付け後の活着などで生育は前後します。それでも、家庭菜園で種まきがやや遅れ気味になりそうなときは、早生系を選ぶと気持ちの余裕が出ます。

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直播きとトレイ播きの違い

今回は、白菜を畑に直接まく「直播き」と、プラグトレイで苗を作る「トレイ播き」の両方を行いました。どちらが絶対に正解というより、家庭菜園では畑の空き具合、虫の多さ、水やりできる頻度、失敗したときの予備苗をどう確保するかで選ぶと考えやすいです。

まき方向いている場面注意点
直播き畑に空きがあり、その場で根を張らせたいとき発芽直後から虫・乾燥・強雨の影響を受けやすい
トレイ播き畑の準備が遅れている、予備苗を作りたい、発芽を手元で見たいとき水切れしやすく、徒長や植え遅れに注意が必要

タキイ種苗のマニュアルでは、白菜は本来直播性の強い作物で、直播きでは広い根群を確保しやすいと説明されています。一方で、セルトレイ育苗では15〜20日程度、本葉3〜4枚で定植する流れも示されています。つまり、白菜は直播きも育苗も選べる野菜です。

初心者の場合は、どちらか一方に決め打ちするより、少量ずつ両方試すと違いが分かりやすくなります。直播きの方が元気に育つこともあれば、暑さや虫が多い年はトレイで予備苗を作っておいたことが助けになることもあります。

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8月下旬に畑へ直播きした様子

まずは畑に直接、白菜の種をまきました。直播きの場合は、まいた場所が分からなくならないようにし、発芽までは土が乾きすぎないよう様子を見ます。強い雨で種が流れたり、乾燥で発芽がそろわなかったりすることもあるため、天気も見ておきます。

白菜の種の直播き①(8月下旬)
白菜の種の直播き①(8月下旬)
白菜の種の直播き②(8月下旬)
白菜の種の直播き②(8月下旬)

サカタのタネの栽培方法では、直まきまたはポットまきで深さ1cmほどの穴を作り、覆土は5mm程度として軽く押さえる流れが紹介されています。実際の家庭菜園でも、深く埋めすぎないこと、土を軽く押さえて種と土を密着させることが大切です。

直播き後は、発芽した株をそのまま全部育てるのではなく、成長に合わせて間引いていきます。最終的には元気な株を残す必要があるため、発芽直後から「どの株を残すか」を観察しておくと、その後の管理がしやすくなります。

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プラグトレイにも種をまいた理由

直播きだけでなく、プラグトレイにも白菜の種をまきました。理由は、苗づくりの失敗や虫食いに備えて、予備の苗を確保しておきたかったからです。

白菜の種をトレイに播く①
白菜の種をトレイに播く①
白菜の種をトレイに播く②
白菜の種をトレイに播く②

白菜の栽培経験はまだ多くありませんでしたが、少ない経験の中でも、苗を無事に育てる難しさは感じていました。発芽しないこともあれば、発芽しても虫に食われてしまうことがあります。前回白菜を栽培したときも、苗づくりまではうまくいきましたが、植え付け後にかなり虫食いの被害を受けました。

そのため、今回は虫食いなどで苗がだめになっても、すぐに別の苗を植えられるように多めに苗を確保する方針にしました。家庭菜園では、すべてを完璧に育てるより、失敗したときにやり直せる余地を残しておく方が結果的に安心です。

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発芽後は虫食い対策を早めに考える

白菜はアブラナ科の野菜なので、発芽後から虫に狙われやすいです。特に秋口は、まだ気温が高く虫も活発な時期です。小さな苗のうちに葉を食べられると、その後の成長が大きく遅れます。

タキイ種苗のマニュアルでも、育苗中の害虫を防ぐために、播種直後から防虫ネットや寒冷紗をかけて管理する方法が紹介されています。家庭菜園でも、種まき後や定植直後の段階から防虫ネットを使うと、虫の飛来を減らしやすくなります。

ただし、防虫ネットはかけるだけでは不十分です。裾に隙間があると虫が入るため、土や押さえ具でしっかり固定します。水やりや観察のたびに開け閉めする場合も、閉め忘れや隙間に注意します。

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この実例から分かること

  • 秋冬どりの白菜は、8月中旬から下旬に種まき・苗作りを始めると冬前の収穫を狙いやすい。
  • 種まきが遅れると、寒くなる前に外葉を十分に作れず、結球しにくくなることがある。
  • 早生系の品種を選ぶと、家庭菜園では収穫までの余裕を作りやすい。
  • 白菜は直播きもトレイ播きもできるため、畑の状況や虫の多さに合わせて選ぶ。
  • 虫食いで苗を失う可能性があるため、予備苗を作っておくと植え替えや追加定植がしやすい。
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参考資料

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