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里芋が勝手に生える?畑植えと自生株の成長差を比較

畑に植え付けた里芋①(8月下旬) 里芋
畑に植え付けた里芋①(8月下旬)
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里芋は、前年に掘り残した芋が土の中で冬を越すと、翌春に勝手に芽を出すことがあります。この年の畑でも、4月に植え付けた里芋より、取り残しから自生した里芋のほうが明らかに大きく育っていました。

8月下旬の時点で、畑に植えた里芋は丈がせいぜい30cmくらい。一方、木陰で自生していた里芋は1m近くまで伸びていました。なぜここまで差が出たのかは断定できませんが、植え付け時の土づくり、追肥、土寄せ、水分の保ち方が影響した可能性があります。

8月下旬の畑植えと自生の里芋

この年は4月に里芋を植え付けました。時期として極端に遅かったわけではありませんが、8月下旬になっても畑植えの株はあまり大きくなっていませんでした。

8月下旬に畑で育っている小さめの里芋
畑に植え付けた里芋①(8月下旬)
畑に植え付けた里芋の草丈の様子
畑に植え付けた里芋②(8月下旬)

一方で、植え付けもせず、昨年取り残して土の中に残っていた里芋は、勝手に芽を出して伸び伸びと成長していました。畑植えの里芋は丈が30cmくらいだったのに対し、自生した里芋は1m近くあります。

木陰で自生して大きく育った里芋
自生している里芋①(8月下旬)
自生した里芋の葉がよく伸びている様子
自生している里芋②(8月下旬)
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なぜ自生の里芋のほうが大きく育ったのか

この差を見たとき、最初に気になったのは肥料不足でした。畑に植え付けた里芋は、特に畑を耕さず、植え穴だけ掘って種芋を入れるような植え方でした。種芋は、昨年収穫し忘れた芋を掘り起こして分けたものです。

ただし、写真だけで原因を一つに決めることはできません。里芋は乾燥を嫌う野菜で、夏場に土が乾きすぎると生育や芋の肥大に影響します。また、株元に土を寄せる「土寄せ」が不足すると、子芋が太る場所を確保しにくくなります。

考えられる要因畑植えで起こりやすいこと自生株で有利だったかもしれない点
土づくり耕さず植え穴だけだと、根が伸びる土が硬い場合があります。木陰に積んだ土や草の場所で、土がやわらかかった可能性があります。
肥料追肥が少ないと葉や芋の肥大が弱くなることがあります。積んだ草や土が少しずつ分解され、養分になった可能性があります。
水分日当たりの良い畑は、夏に乾きやすくなります。木陰で乾燥しにくく、土の湿り気が保たれた可能性があります。
土寄せ株元の土が少ないと子芋が太りにくくなります。周囲に土や草が積まれて、自然に株元が覆われていた可能性があります。
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取り残し芋を種芋に使うときの注意

この年の種芋は、昨年の収穫時に取り残した芋を掘り起こして分けたものです。家庭菜園では、保存した里芋や取り残した芋を種芋として使うことがあります。ただし、傷みや病気がある芋は避け、芽がしっかりしているものを選ぶほうが安心です。

1株についた複数の芋を分けると、白い切り口が出ます。このときは、じゃがいもの栽培と同じように草木灰を付けて腐りにくいようにしました。切り口が大きい場合は、すぐ湿った土に入れるより、少し乾かしてから植えるほうが傷みにくくなります。

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自生した里芋は残す?抜く?

勝手に生えた里芋でも、場所が邪魔でなく、葉が元気に育っているなら、そのまま育てて様子を見る価値はあります。特に今回のように、畑植えより明らかに勢いがある株は、土の湿り気や株元の環境が合っていた可能性があります。

  • 通路や他の野菜の邪魔になる場所なら、早めに抜く
  • 木陰でも葉が大きく育っているなら、収穫まで様子を見る
  • 同じ場所で毎年里芋が出る場合は、連作や病気のリスクも考えて場所を変える
  • 収穫するつもりなら、夏場の乾燥時は水切れに注意する
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収穫前に見るポイント

写真を撮ったのは8月下旬です。記事タイトルでは収穫間近としていますが、一般的な里芋の収穫は秋になってからです。葉がまだ青く勢いよく伸びているうちは、芋が太る途中と考え、焦って掘らずに様子を見るほうがよい場合があります。

収穫の目安は、葉が黄ばみ始め、寒さで傷む前の時期です。地域や品種によって前後しますが、遅くとも霜が降りる前には掘り上げるようにします。掘るときは株のすぐ近くにスコップを入れると芋を傷つけやすいので、少し離れた位置から株ごと起こします。

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この実例から分かること

今回の実例では、丁寧に畑へ植えた里芋より、取り残しから自生した里芋のほうが大きく育ちました。これは「自生のほうが必ずよい」という意味ではありません。むしろ、里芋は土のやわらかさ、湿り気、株元の覆われ方などで生育が大きく変わる野菜だと感じました。

里芋が勝手に生えてきたときは、雑草のようにすぐ抜く前に、場所と生育の勢いを見て判断すると面白いです。邪魔にならない場所で元気に育っているなら、家庭菜園ならではの予想外の収穫につながるかもしれません。

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