1. いんげんとは?|特徴と栽培の魅力
いんげん(インゲンマメ)は、マメ科インゲンマメ属に属する野菜で、やわらかいさやごと食べられる「サヤインゲン」として広く親しまれています。家庭菜園では特に栽培しやすい野菜のひとつで、つるが伸びる「つるあり種」と、草丈の低い「つるなし種」の2タイプがあり、栽培スペースや収穫スタイルに合わせて選ぶことができます。
さやの形状もさまざまで、細長くて丸みのある「丸莢(まるさや)」、平たく大きな「平莢(ひらさや)」があり、特に後者は「モロッコインゲン」として人気があります。いずれもスジが少なく、やわらかく甘みのある味わいが魅力で、煮物・炒め物・天ぷら・和え物など幅広い料理に活用できます。
さらに、発芽から収穫までが約60日前後と比較的短く、初心者でも栽培の成果が出やすいため、はじめての家庭菜園にぴったりの野菜です。収穫適期を守れば何度も収穫できるため、コストパフォーマンスにも優れています。
また、病害虫に比較的強く、連作障害の心配も少ないため、家庭菜園のローテーション作物としても重宝されます。つるあり種なら長く楽しめ、つるなし種なら手間が少ないといった利点があり、初心者からベテランまで幅広い層におすすめできる万能野菜です。
2. 基本情報
項目 | 内容 |
---|---|
分類 | マメ科インゲンマメ属 |
学名 | Phaseolus vulgaris L. |
英名 | kidney bean(キドニービーン)、common bean(コモンビーンズ) |
原産地 | 中央アメリカ(メキシコ南部~グアテマラ、コスタリカ周辺) |
主な品種 | つるあり・つるなし、モロッコインゲン、丸莢インゲン、どじょういんげん など |
主な産地 | 千葉県、北海道、鹿児島県 など |
発芽適温 | 23~25℃(最低20℃以上) |
生育適温 | 15~25℃(30℃前後まで生育可能だが、高温期は着莢が鈍る) |
種まき時期 | 春まき:4月中旬~6月上旬(一般地)秋まき:8月下旬~9月中旬(温暖地) |
収穫時期 | 春まき:6月~7月頃秋まき:10月頃(霜前まで) |
栽培期間 | 種まきから収穫まで約50~70日(つるなしは早め、つるありはやや長め) |
いんげんは、発芽時の温度管理が非常に重要な作物で、気温が低すぎると発芽不良を起こしやすいため、種まきは地温がしっかり上がった時期を選びましょう。生育中も、冷涼すぎる気候や真夏の高温には注意が必要です。
また、つるあり種とつるなし種で栽培管理がやや異なる点にも注意が必要です。つるなし種は収穫期間が短い分、時期をずらして播種することで連続収穫が可能。一方、つるあり種は支柱やネットが必要ですが、比較的長期間の収穫が期待できます。
3. いんげんの主な品種と選び方
インゲンは、さやの形や草丈によってさまざまな品種に分かれています。特に「つるあり」「つるなし」の違いや、「丸さや」「平さや」の形状によって育て方や食味が変わるため、目的やスペースに応じて適した品種を選ぶことが家庭菜園成功のポイントになります。
つるなし種(矮性種)



つるが伸びず草丈が低いため、支柱が不要で初心者でも扱いやすいのが特徴です。プランター栽培や狭いスペースでも育てやすく、比較的短期間で収穫できます。
- アーロン:実が揃いやすく、安定した収量が得られる人気品種。初心者にもおすすめ。
- 恋みどり:曲がりが少なく、鮮やかな濃緑色のさやが美しい。食味も良好。
- テンダーグリーンPB:やわらかくてスジがなく、スピーディーな生育で収穫も早い。
- チャーリー:濃い緑のさやと揃いの良さが特長。甘みが強く調理にも適する。
- スーパーショット:曲がりが少なく豊産性が魅力。一斉収穫向け。
つるあり種(つる性)





草丈が高くなり、支柱やネットを使って育てる必要がありますが、長期間にわたりたくさん収穫できるのが大きな魅力です。畑スペースに余裕がある方向けです。
- モロッコインゲン:平べったい大きなさやが特徴。スジが少なく煮物や炒め物に最適。大きく育っても硬くなりにくい。
- ケンタッキーワンダー:丸さやタイプの代表格。スジなしで食味が良く、家庭菜園定番の品種。
- いちず/シーガル:病気に強く、長期間収穫できる高機能品種。家庭菜園でのリピート率が高い。
- 王湖(おうこ)/れんたろう:多収穫型で品質も安定。やや本格派向けだが、管理しやすく中上級者に人気。


さやの形状による分類と特徴




- 丸さやタイプ:細長く、シャキッとした歯ごたえが楽しめる。サラダや炒め物向き。
- 平さやタイプ(モロッコ型):幅広でやわらかく、煮物や天ぷらに適している。食味重視ならこちら。
品種選びのポイント
選び方の視点 | おすすめタイプ |
---|---|
栽培スペースが限られる | つるなし種(プランター・家庭菜園初心者向け) |
長期間収穫したい | つるあり種(本格派・広い畑での栽培向き) |
食味・用途重視 | 丸さや=歯ごたえ重視、平さや=やわらか食感 |
初心者におすすめ | アーロン、恋みどり、テンダーグリーンPB(いずれもつるなし) |
まとめ:
栽培スペースや収穫のスタイルに応じて、「つるあり/つるなし」「丸さや/平さや」を選びましょう。初心者は支柱の要らない「つるなし」種から始めると管理がしやすくおすすめです。畑の広さや収穫の持続性を重視するなら、つるあり種もぜひ挑戦してみてください。
4. いんげんの由来と歴史
名前の由来
「いんげん(隠元)豆」という名前は、江戸時代初期の1654年に中国から来日した禅僧・隠元隆琦(いんげんりゅうき)に由来しています。隠元禅師は、黄檗宗(おうばくしゅう)の開祖として日本に多大な文化的影響を与えた人物で、仏教だけでなく食文化や植物、器具なども数多く伝来させました。その中の一つがインゲンマメであり、「隠元が伝えた豆」として「隠元豆」と呼ばれるようになったと伝えられています。
原産地と世界への広がり
インゲンマメの原産地は、南アメリカのアンデス地方および中央アメリカ(メキシコやグアテマラ)で、紀元前7000年頃にはすでに先住民によって栽培されていたとされます。とくにアステカ文明やインカ帝国など、古代アメリカ文明においてはトウモロコシなどと並ぶ重要作物でした。
16世紀、コロンブスらによる新大陸の「発見」以降、インゲンマメはヨーロッパに伝えられ、そこから世界各地へ急速に広がりました。ヨーロッパでは主に豆(種子)としての利用が中心でしたが、栽培が進むにつれ、若いさやを食べる文化も形成されていきます。
日本への伝来と品種の変遷
インゲンマメが日本に伝えられたのは、1654年に隠元禅師が中国から持ち込んだのが始まりです。当初は、豆(完熟した種子)を煮豆などに利用していましたが、江戸時代後期からは若いさやごと食べる「サヤインゲン」としての品種が登場し、徐々に食卓でも広まっていきました。
さらに明治時代には欧米からさまざまな品種が導入され、柔らかくスジの少ない「野菜用インゲン」としての改良が進みました。現在では、つるあり・つるなし、丸さや・平さやなど多種多様な品種が存在し、家庭菜園や業務用を問わず広く栽培されています。
文化的・食材としての広がり
インゲンマメは、世界中の料理に取り入れられている汎用性の高い食材です。煮豆、炒め物、サラダ、煮込み料理などに活用され、国や地域によって異なる調理法・品種が存在しています。日本では、茹でてマヨネーズで食べるお浸しや、煮物、天ぷらなどが一般的です。
まとめ:
インゲンマメは古代アメリカ文明にルーツを持つ野菜で、世界各地に広まる中で多様な品種と食文化を生んできました。日本では「隠元禅師」によって伝来し、現在では「サヤインゲン」として家庭菜園でも親しまれています。
5. 栽培カレンダー(春まき・秋まき)
インゲン(さやいんげん)は、地域や品種によって栽培時期を調整しやすく、春まきと秋まきの両方に対応できる柔軟な野菜です。条件が合えば年に2~3回の作付けも可能とされ、計画的にまけば長期間の収穫が楽しめます。
春まき(基本栽培)
春まきは一般的な栽培方法で、初夏から盛夏にかけての収穫が目安です。気温が安定してから種まきし、品種に応じて収穫期を迎えます。
地域 | 種まき時期 |
---|---|
関東・中間地 | 4月中旬~5月上旬 |
暖地 | 4月上旬~5月中旬 |
冷涼地 | 5月下旬~6月上旬(遅霜回避) |
- 収穫の目安
- つるなし種:播種から約40~50日後(6~7月中心)
- つるあり種:播種から約65~70日後(7月~8月頃)
秋まき(抑制栽培)
暖地や中間地では、夏の終わりに種まきして晩秋に収穫する「秋まき」も可能です。秋まきでは気温が下がる前に収穫を終える必要があるため、つるなし種が適しています。
地域 | 種まき時期 |
---|---|
暖地・中間地 | 7月中旬~8月中旬 |
- 収穫の目安:9月下旬~10月下旬
- ※霜が降りる前までに収穫を完了することが重要です。
品種ごとの栽培期間の違い
品種区分 | 種まき~収穫まで | 収穫期間 | 特徴 |
---|---|---|---|
つるなし種 | 約40~50日 | 2週間程度 | 支柱不要、コンパクト、一斉収穫型 |
つるあり種 | 約65~70日 | 約1~2カ月 | 長期間収穫、収量多、支柱が必要 |
年間スケジュール(関東基準・目安)
月 | 作業内容 |
---|---|
3月 | 土づくり・資材準備 |
4月 | 種まき(中旬以降) |
5月 | 間引き、支柱設置、除草など |
6月 | つるなし種の開花、追肥 |
6~7月 | つるなし種の収穫期 |
7月 | つるあり種の追肥、開花、収穫開始 |
7~8月 | つるあり種の収穫盛期 |
8月中旬 | 秋まき開始(暖地) |
9~10月 | 秋まきの収穫 |
栽培のポイントと注意点
- つるなし種は短期集中型のため、ずらし播きで収穫を分散させるのが効果的。
- つるあり種は高温に比較的強く、夏場でも収穫が続けられる。
- 秋まきは「高温期の発芽障害」と「晩秋の霜害」に注意が必要。
- 生育適温(15~25℃)を外れると開花や着莢が不安定になることがあります。
- いわゆる「三度豆」とも呼ばれるように、気候や地域を見極めて年3作も可能です。
6. 栽培スペースとプランターでの育て方
いんげん(サヤインゲン)は栽培スペースの調整がしやすく、畑はもちろん、限られたベランダや庭でも育てやすい野菜です。品種(つるあり・つるなし)によって必要な面積や設備が異なるため、栽培前にスペース設計をしておくとスムーズです。
地植えでの必要スペース
品種 | 畝幅 | 株間 | 条間 | 支柱の有無 |
---|---|---|---|---|
つるなし種 | 約75cm | 25~30cm | 約25cm(2条植え) | 不要(風対策で軽く支柱を使っても可) |
つるあり種 | 100~120cm | 30~40cm | 単条植え推奨 | 必要(支柱やネットを設置) |
つるなし種はコンパクトで狭い畑でも効率的に栽培でき、つるあり種は広めの畝幅を確保し、しっかりとした支柱やネットで立体的に仕立てると生育が安定します。
プランターでの栽培


ベランダや小スペースで育てる場合は、プランター栽培が適しています。特につるなし種は管理がしやすく、初心者にもおすすめです。
推奨プランターサイズと株数の目安
品種 | プランターサイズ | 株数の目安 | 支柱の必要性 |
---|---|---|---|
つるなし種 | 幅60cm × 深さ15~20cm程度 | 2~3株 | 不要(強風時は軽く支柱) |
つるあり種 | 幅60cm以上 × 深さ30cm以上 | 1~2株 | 必要(ネット・支柱設置) |
栽培の基本手順(プランター)
- 土とプランターの準備
- 市販の培養土(pH6前後)を使用。排水性のよい底石も入れると根腐れ防止になります。
- 肥料入り培養土なら、元肥の追加は不要で初心者にも扱いやすいです。
- 種まきと間引き
- 直播きが基本。1穴に2~3粒まいて、本葉2~3枚で元気な1本に間引き。
- 株間は15~20cmを目安に配置します。
- 支柱・ネットの設置
- つるあり種は早い段階でネットや支柱を設置します。
- つるなし種は支柱不要ですが、強風対策で軽く支える程度の支柱があると安心です。
- 水やりと追肥
- 発芽までは乾燥に注意し、適度な湿り気を保ちます。
- 生育後は過湿を避け、特に梅雨や長雨時は水はけを重視します。
- 花が咲く頃とさやの肥大期に、液体肥料や化成肥料を少量追加します。
- 日当たりと風通し
- 病気を防ぐためにも、日当たりと風通しの良い場所で育てるのが理想です。
- 収穫目安
- つるなし種:播種から約40~50日後
- つるあり種:播種から約65~70日後
栽培時のアドバイス・注意点
- プランターが浅いと根張りが弱くなり、生育不良の原因になります。最低でも15cm、理想は30cmの深さを確保しましょう。
- 秋まきは霜が降りる前に収穫を終える必要があるため、つるなし種が推奨されます。
- 同じ土を使い回す場合は、リサイクル材や石灰などでpH調整を行い、連作障害を避けるために3年空けるのが望ましいとされています。
- 支柱やネットを初めから設置しておけば、作業が楽になり、茎が折れるなどのトラブルも防げます。
まとめ:
インゲンは地植え・プランターいずれでも栽培可能。つるなし種は標準プランターで2~3株、つるあり種は大型プランターと支柱を用意。スペースに合わせて品種を選べば、省スペースでもおいしい収穫が楽しめます。
7. 土づくり・畝づくり・マルチング
インゲン(いんげん豆)を元気に育てるためには、発芽・生育に適した土壌環境を整えることが非常に重要です。特に、排水性と通気性に優れたやわらかい土を作ることが、根張りの良さと収量の安定に直結します。
土づくりの基本手順
- 酸度調整(苦土石灰の施用)
インゲンに適した土壌酸度(pH)は6.0~6.5の弱酸性〜中性です。- 作付けの2〜3週間前に、1㎡あたり100~200gの苦土石灰を全面にまいてよく耕し、酸度を調整します。
- 堆肥の投入
- 種まきの1~2週間前に堆肥(牛ふん・腐葉土など)を1〜3kg/㎡混ぜ込み、ふかふかで水はけのよい土壌を作ります。
- よく耕して団粒構造を作ることが、根の生育促進と病害抑制につながります。
- 元肥の施用
- 苦土石灰・堆肥を混和した後、約1週間前を目安に化成肥料(例:8-8-8)を適量施します。
- インゲンはマメ科であっても自力の窒素固定が弱いため、他の野菜同様にしっかりとした元肥が必要です。
畝づくり
- 高畝にするのが基本
水はけの良さを確保するため、高さ20~25cm程度の高畝にします。- 湿害に弱いため、特に雨の多い時期や重粘土質の土では必須です。
- 畝幅と植え方の目安(品種別)
品種 | 畝幅 | 条間 | 株間 | 植え方 |
---|---|---|---|---|
つるなし種 | 約75cm | 約25cm(2条) | 25~30cm | 2条植え |
つるあり種 | 約100~120cm | 単条 | 30~40cm | 1条植え |
- 種まき用の穴
畝を作ったら、深さ2~3cmのくぼみを作り、1穴に2~3粒ずつまきます。
軽く覆土して手で押さえ、発芽まで乾燥を防ぎます。
マルチングの活用




インゲンは比較的乾燥や温度変化に敏感なため、マルチングによる保温・保湿・雑草防止が効果的です。
- おすすめの資材
- ポリフィルムマルチ(黒色)
- 落ちわら・乾燥もみがらなどの自然素材マルチ
- メリット
- 発芽初期の地温確保と乾燥防止
- 雑草の抑制と土壌の跳ね返り防止(病気予防)
- 畝の保湿管理がしやすくなる
- 注意点
- 生育が進んだら、必要に応じてマルチの一部を外し、土寄せや追肥作業を行いやすくすると管理が楽になります。
まとめ:
作業項目 | ポイント概要 |
---|---|
土づくり | 苦土石灰で酸度調整、堆肥でふかふかに、元肥も忘れずに |
畝づくり | 高畝(20~25cm)で排水確保、品種ごとに畝幅・株間を調整 |
マルチング | 黒マルチや落ちわらで保温・保湿・雑草防止。特に早播き・乾燥時期に有効 |
8. 種まきと苗の植え付け方
いんげん(サヤインゲン)は基本的に直播き(直接土に種をまく)で栽培するのが一般的ですが、気温が不安定な時期や育苗環境が整っている場合はポット苗からの植え付けも可能です。品種や栽培環境に応じて最適な方法を選びましょう。
種まきの方法
1. 種まきの時期
- 一般的には地温15℃以上が目安となり、関東など中間地では4月中旬~5月上旬が適期です。
- 夏まき(抑制栽培)も可能で、暖地では7月中旬~8月中旬の種まきも行われます。
2. 畑やプランターへの直播き






- 【株間】約30cm
- 【まき方】
- 深さ2~3cm、直径7cm程度の穴を掘り、1か所に3~4粒ずつ「点まき」します。
- 種は重ならないように少しずつ離して配置。
- 覆土は約2cm(種の2~3倍)を目安に薄くかけ、手で軽く押さえます。
- たっぷりと水を与えてから、乾燥防止・鳥害防止に寒冷紗や不織布をかけると安心です。
3. ポットでの育苗(苗から育てる場合)


- ポリポット(直径9cm程度)に市販の培養土を入れ、1ポットに3粒まきます。
- 覆土は2cm程度、発芽まで乾燥させないよう水やりを管理。
- 本葉が1~2枚出たら元気な2本を残して間引き、さらに本葉2~3枚になったら植え付け適期となります。
苗の植え付け方


1. 定植のタイミング
- 本葉2~3枚程度の若苗が定植に適しています。
- 地温が安定し、霜の心配がないことを確認してから行います。
2. 植え付け間隔の目安
栽培方法 | 株間の目安 | 備考 |
---|---|---|
畑 | 30~40cm | つるあり種は広めにとる |
プランター | 2~3株(60cm幅) | 深さと風通しも考慮して配置する |
3. 植え付けの手順
- 準備した畝やプランターの土をよく耕しておきます(元肥・堆肥済み)。
- 植え穴を掘り、ポットから苗を根鉢を崩さず丁寧に取り出す。
- 苗を穴に入れて土とよくなじませ、株元を軽く押さえて安定させる。
- 植え付け後はたっぷりと水やりして活着を促します。
注意点とアドバイス
- 発芽期・植え付け直後は過湿や乾燥の両方に注意。とくにプランター栽培では水はけに配慮しましょう。
- 種まき直後は鳥による食害に注意。不織布やネットを活用することで発芽率が向上します。
- つるあり種は早めに支柱やネットを設置しておくと、のちの誘引がスムーズになります。
まとめ:
いんげんは基本的に直播きで育てるのが簡単ですが、育苗ポットを活用すれば発芽・初期管理がより確実になります。適切な間引きと植え付け、乾燥・鳥害への対策を行えば、発芽から定植までスムーズに進めることができます。
9. 水やりの管理方法
いんげん(サヤインゲン)は、発芽から結実までの各段階で水分管理の仕方が異なるため、栽培ステージに応じた適切な水やりが非常に重要です。特に、過湿による根腐れと、水切れによる生育不良の両方に注意する必要があります。
種まき後〜発芽まで




- 種まき後は、種がしっかり水分を吸えるようたっぷりと水を与えます。
- その後は、表土が乾いたら優しく水やり。シャワータイプのジョウロで種が流れないように注意しましょう。
- 水をやりすぎると、種が腐敗したり発芽不良を起こす原因になるため、「湿らせすぎない」ことも大切です。
発芽後〜生育初期


- 本葉が出始めるまでは、土の乾燥を防ぎつつ、過湿にならないよう控えめに管理します。
- 土の表面が乾いてから、株元に静かに水を与えるのが基本です。
- 湿りすぎると根腐れや徒長の原因になるため、「乾いたらしっかり」が目安です。
開花期〜結実期


- いんげんの収量や品質にとって、この時期の水分は非常に重要です。
- 開花~さやの肥大が進む時期に水切れを起こすと、花が落ちたり、実が曲がったり、肥大が悪くなることがあります。
- 夏場は特に乾燥しやすいため、朝のうちにたっぷりと水を与えましょう。
栽培環境ごとの注意点
環境 | 水やりの頻度・方法 |
---|---|
畑(露地栽培) | 梅雨時は水やり不要なことも多い。乾燥期は土の表面を見て適宜補水。 |
プランター栽培 | 土が乾きやすいため、表面が乾いたらしっかり水を与える。排水性の良い用土を使用。 |
- プランター栽培では、底から水が流れ出るくらいたっぷりと与えることが基本です。
- ただし、常に湿った状態が続くと根が呼吸できずに弱ってしまうため、乾湿のメリハリが大切です。
水やりの時間帯と方法
- 朝の水やりが最適です。日中の暑さに備えて水分を確保し、夜間の過湿を避けられます。
- 夕方の水やりは、葉や茎が濡れたまま夜を迎えると病気が発生しやすくなるため控えめに。
- ジョウロはシャワータイプで、勢いよくかけずに株元へ静かに注ぐようにすると土の流出を防げます。
水やりのまとめ
生育段階 | 水やりのポイント |
---|---|
種まき後~発芽期 | 適度な湿りを保ち、過湿を避ける。優しく水やり。 |
発芽後~初期成長 | 乾きすぎ注意、過湿も避け、乾いたら与えるメリハリ管理。 |
開花期~結実期 | 水切れ厳禁。しっかり水分を与えて花落ちや実の品質低下を防止。 |
まとめ:
インゲンの水やりは、「乾いたらたっぷり」が基本。特に開花期~結実期の水不足は収穫量と品質に大きく影響するため、こまめに状態を観察しながら適切に管理しましょう。
10. 支柱の立て方と誘引のコツ
いんげん(特につるあり種)を栽培する際は、支柱やネットを使ってツルをしっかりと誘引することが重要です。風通しを良くして病害を防ぎ、倒伏を防止しながら、収穫もしやすくなります。
支柱の立て方
合掌式支柱(A字型)がおすすめ
もっとも一般的で初心者にも扱いやすいのが「合掌式(A字型)」の支柱です。
- 支柱の長さと太さ
- 長さ:約1.8~2m、太さ:10~20mmの園芸用支柱が適しています。
- 設置手順
- 支柱を2本1組で斜めに土へ20~30cm深く差し込み、上部で交差させてA字型に組みます。
- 上部の交差点を麻ひもやビニールタイでしっかり固定します。
- A字型の支柱を、株間50~60cm程度の間隔で複数設置していきます。
- 横棒を渡して固定すれば、より安定し風対策にもなります。
- 支柱の位置と角度
- ツルが巻き付きやすいように、株のすぐそばに立てます。
- 上部がツルにかぶるように設置するのがポイントです。
誘引のコツ
- インゲンのツルは自然に支柱へ巻きつく性質がありますが、成長初期には軽く手助けすることで確実に支柱に誘導できます。
- 本葉4枚前後になった頃を目安に、ツルの向きを調整して支柱に沿わせます。
- 必要に応じて、麻ひもや園芸用ソフトタイなどで茎をゆるく結びつけてください。
- ※強く締めすぎると茎を傷つけるので、「8の字結び」で余裕をもたせて結ぶのが安全です。
栽培ネットの活用(スクリーン式)








支柱の代わりに園芸用ネットを使う方法も、広範囲での栽培やつるの整理に便利です。
- 設置手順
- 株の両端に支柱を垂直に立て、地中20~30cm程度にしっかりと差し込みます。
- 園芸用のネットを上部に張り、ピンと張ってたるみが出ないように固定します。
- ネットの中段や下段も数カ所、支柱と紐で結んでおくと安定します。
- 誘引方法
- ツルが伸びてきたら、ネットに軽く絡ませるように手で誘導します。
- 風で暴れる前に、早めにネットへ絡ませておくと安心です。
まとめ表
項目 | ポイント |
---|---|
支柱の種類 | 合掌式(A字型)が基本。長さ2m程度、太さ10~20mm |
支柱の設置間隔 | 株間50~60cmごとにA字型で設置 |
支柱の補強 | 上部交差部を結束、横棒を渡すと安定性向上 |
支柱のタイミング | 本葉4枚前後に立てておくと安心 |
誘引方法 | ツルが巻く方向に手で整える。必要に応じてゆるくひもで固定 |
ネットの活用 | 支柱にピンと張り、上下数カ所で固定。ツルが絡みやすくなるよう補助 |
まとめ:
つるありインゲンの栽培には、安定した支柱やネットの設置が不可欠です。合掌式支柱でしっかり支えるか、ネットで広く絡ませるか、スペースや作業のしやすさに応じて選びましょう。早めの設置と適切な誘引で、倒伏や病気を防ぎ、安定した収穫が期待できます。
11. 病害虫対策|よくある症状と防除法
いんげんの栽培では、湿度や気温の変化によって病害虫の被害が発生しやすくなるため、早期の予防と日々の観察が大切です。特に家庭菜園では農薬の使用を最小限に抑えつつ、環境づくりや物理的な対策を重視するとよいでしょう。
主な病害と対策法
病害名 | 主な症状 | 原因・発生条件 | 主な対策 |
---|---|---|---|
炭疽病(たんそびょう) | 葉やさやに黒褐色の病斑。湿度が高いと拡大 | 多湿・風通しの悪さ | 水はけを良くし、株間を広めに。発病株は除去し残渣は処分 |
モザイク病(ウイルス病) | 葉にモザイク模様や変色 | アブラムシの媒介 | アブラムシ対策と発病株の早期処分が必須 |
菌核病・立枯病・灰色かび病 | 茎や葉が腐敗・萎れる | 多湿・連作 | 連作を避け、排水を良くする。発病株は早期処分 |
主な害虫と対策法
害虫名 | 被害の特徴 | 主な対策 |
---|---|---|
アブラムシ | 茎や葉に群がり養分を吸収。モザイク病を媒介 | 株間を空けて風通しを良くし、天敵の活用(テントウムシなど)、水で洗い流す、ニームオイルや木酢液の散布 |
アザミウマ | 葉に白いスジ状の食害跡 | 被害葉の除去と物理的な防除、必要に応じて農薬使用 |
ハモグリバエ | 葉に細かい迷路状の食害跡 | 早期発見で葉を除去、捕殺による防除 |
カメムシ・メイガ類 | 実や葉を吸汁・食害する | 捕殺や防虫ネットで防御。被害が多い場合は適正な農薬使用も |
病害虫を予防する栽培管理のポイント
- 風通しの良い植え方:株間・条間を広めにとることで湿気がこもらず、病気の発生を抑えます。
- 排水性の高い土づくり:水はけを良くし、根腐れや菌の繁殖を防ぎます。
- 過湿の回避と適切な水やり:常に湿った状態を避け、土が乾いてからたっぷり水を与えるのが基本です。
- 連作を避ける:同じ場所での連作は病気の原因になるため、少なくとも3年は空けましょう。
- 定期的な観察と早期対応:症状が軽いうちに気づき、病株や被害葉を除去することが被害拡大の防止に繋がります。
- 防除資材の活用:木酢液やニームオイルなどの自然由来の防除剤を活用し、必要に応じて家庭園芸用の低毒性農薬も検討します。
まとめ:
いんげんは比較的育てやすい野菜ですが、湿度や気温の影響で病害虫の被害が出やすくなります。風通しの良い環境づくり、水はけの確保、日々の観察が何よりの予防策です。特にアブラムシ対策はウイルス病の予防にも繋がるため、こまめにチェックして早期に対処しましょう。
12. 追肥と土寄せのタイミングと方法
いんげんの健全な生育と多収を支えるためには、タイミングの良い追肥と、根を保護するための土寄せが大切です。とくにつるあり種とつるなし種では育ち方に差があるため、管理方法にも違いがあります。
つるあり種の追肥
つるあり種は栽培期間が長く、花と実を次々に付けるため、栄養の供給を継続することが重要です。
- 1回目の追肥:花が咲き始めた頃(開花期初期)
- 2回目の追肥:初収穫が始まる頃(着莢期初期)
それぞれのタイミングで、化成肥料(8-8-8などのバランス型、またはリン酸・カリが多めの豆用肥料)を1株あたり軽く株元に撒き、周囲の土と軽く混ぜるように施肥します。過剰な窒素肥料はつるぼけを招くため控えめにします。
つるなし種の追肥




つるなし種は成長が早く、播種から収穫までが約50日と短いため、基本的に追肥は不要です。
ただし、生育が悪い場合や、開花後に株の元気が落ちてきたときなどは、1回だけ少量の追肥を行ってもかまいません。
土寄せの方法とポイント
追肥と同時に行うことで、肥料を効率的に吸収させるとともに、露出した根を守り、株を安定させる効果があります。
- 土寄せは追肥後に根元へ軽く土を寄せる程度でOK。
- 深く掘り返したり、根を刺激しないよう注意します。
- とくにつるあり種は生育期間が長いため、土寄せを行うことで株の倒伏防止にもつながります。
追肥と土寄せのまとめ表
作業 | 種類 | タイミング | 方法・注意点 |
---|---|---|---|
追肥 | つるあり種 | 開花始め・収穫開始時の2回 | 株元に化成肥料を撒いて軽く混ぜる(過剰な窒素は避ける) |
追肥 | つるなし種 | 原則不要(必要時1回) | 軽めに施す。リン酸・カリ重視の肥料を少量使う |
土寄せ | 両種共通 | 追肥と同時 | 株元に軽く土を寄せて根の露出防止。掘り返さないよう注意 |
ポイント:
つるあり種では花と実の時期に2回追肥を行うのが基本です。「開花期」「収穫期」がタイミングの目安となります。つるなし種は基本的に元肥のみで育ちますが、生育不良時には1回程度の追肥を検討しましょう。いずれも根を傷めないようにやさしく施肥・土寄せを行うことが重要です。
13. 収穫のタイミングと方法




いんげんは、適期にこまめに収穫することが美味しさと株の健康維持のポイントです。収穫が遅れるとサヤが硬くなったり、株の生育が衰えたりするため、収穫タイミングをしっかり見極めましょう。
種まきから収穫までの日数目安
種類 | 収穫開始の目安 | 収穫期間の目安 |
---|---|---|
つるなし種 | 種まきから約40~50日 | 約15日間(短期集中型) |
つるあり種 | 種まきから約65~70日 | 約1ヶ月(長期収穫型) |
また、開花から10~15日後がサヤの適期収穫タイミングの目安です。
サヤの見た目で見極めるコツ




- 長さ:10~15cm程度(品種による)
- ふくらみ:豆の膨らみが目立たない若い状態
- 色とツヤ:鮮やかな緑色で光沢があり、触るとピンと張っている
- 硬さ:手で軽くしならせて、パキッと折れるような若さが理想
※収穫が遅れるとサヤが固くなり、食味が落ちてしまうため注意が必要です。
収穫の方法
手で摘み取る場合
- サヤを指でつかみ、下向きにやさしく折り取ります。
- 茎を押さえてから折ると、株への負担が軽減されます。
ハサミを使う場合
- 清潔な園芸用ハサミで、サヤの根元を切り取るように収穫します。
- 特に実が多くついた株では、他のサヤや枝を傷つけないよう丁寧に作業します。
収穫の頻度とポイント
- サヤが育ったらすぐに収穫することで、次の花や実付きが良くなります。
- サヤを放置しておくと、株が「子孫を残す」方向に栄養を使い始め、開花や実の生育が止まってしまうこともあります。
- 毎日または1日おきにこまめに収穫するのがおすすめです。
まとめ:収穫タイミングと方法の早見表
種類 | 開始日数 | 収穫期間 | 適期のサヤ | 方法 | ポイント |
---|---|---|---|---|---|
つるなし種 | 約40~50日 | 約15日間 | 10~13cm | 手またはハサミ | 早めに収穫、株への負担軽減 |
つるあり種 | 約65~70日 | 約1ヶ月 | 12~15cm | 手またはハサミ | こまめな収穫で花・実のつき維持 |
ワンポイントアドバイス:
朝のうちに収穫すると、サヤがみずみずしく鮮度が高い状態で収穫できます。すぐに調理や保存することで、風味や栄養も損なわれません。
14. 収穫後の保存方法と食べ方・レシピ
新鮮ないんげん(さやいんげん)は収穫後のひと手間で、保存期間も美味しさも大きく変わります。ここでは、保存のコツと家庭で楽しめるレシピ例を紹介します。
保存方法
冷蔵保存|新鮮なうちに使い切る短期保存
- 保存期間:3〜4日
- 洗わずにそのまま、キッチンペーパーで包んでポリ袋や保存袋に入れ、軽く口を閉じて冷蔵庫の野菜室へ。
- 乾燥と低温に弱いため、乾燥防止が鮮度保持のカギです。
- 傷んだサヤや変色部分は取り除いてから保存しましょう。
冷凍保存|長期保存向け


保存期間は約1か月が目安です。用途に応じて下処理を工夫しましょう。
- ① 生のまま冷凍
ヘタと筋を取り除き、水気をしっかり拭き取ってから保存袋に入れて冷凍。
▶ 凍ったまま炒め物や煮物に使用可能。簡単で手軽ですが、食感はやや落ちます。 - ② 下茹でしてから冷凍
塩を加えた熱湯で30秒ほどゆでてから冷水にとり、水分を拭いて保存袋へ。
▶ 食感や色がきれいに保たれ、見た目重視の料理にもおすすめ。
※いずれの方法も凍ったまま調理すると、水っぽさを防げます。
乾燥保存|長期保存&非常食にも
- いんげんを3cm程度に切って軽く湯通しし、食品乾燥機で乾燥。
- 常温で数ヶ月保存でき、スープや煮込み料理に重宝します。
食べ方・おすすめレシピ
収穫したてのいんげんは、和洋問わず多彩な料理で楽しめる万能野菜です。
1. ゆでてそのまま和え物やサラダに


- 塩ゆで(1~2分)後、冷水に取って色止め。
- ごま和え、マヨネーズ和え、ポン酢和えなど、さっぱりとした副菜に。
2. 炒め物


- ベーコンやにんにくと一緒に炒めると、香ばしさが引き立ちます。
- シンプルに塩コショウでも、素材の甘みが感じられます。
3. 天ぷら


- 衣をつけてカラッと揚げれば、外はサクッと中はシャキシャキ。
- 青じその葉と一緒に巻いて揚げるアレンジもおすすめです。
4. 煮物・味噌汁


- 肉じゃがや筑前煮の彩りとして、仕上げに加えると食感と色合いが映えます。
- 味噌汁の具としても優秀で、季節感を演出できます。
5. 冷凍いんげんの活用
- 凍ったまま炒め物や煮浸しに。時短調理が可能で、忙しい日にも便利。
まとめ
保存方法 | ポイント | 保存期間の目安 |
---|---|---|
冷蔵保存 | キッチンペーパー+保存袋で野菜室に保存 | 3~4日 |
冷凍保存 | 生または下茹で後に保存袋へ。凍ったまま調理可 | 約1か月 |
乾燥保存 | 湯通し+乾燥で長期保存可能。戻して煮物などに | 数ヶ月 |
- 新鮮なうちに使い切るのが理想ですが、冷凍・乾燥での活用も賢く取り入れましょう。
- 和え物、炒め物、天ぷら、煮物など、いんげんは家庭料理のレパートリーを広げる頼れる野菜です。
15. まとめ|いんげん栽培の魅力と家庭菜園でのコツ
いんげん(さやいんげん)は、家庭菜園初心者にも育てやすく、収穫の喜びが味わいやすい万能野菜です。つるあり・つるなしの2タイプを選べるため、限られたスペースでも育てられ、さらに栽培期間が短く連作障害も少ないため、家庭菜園のローテーションにも向いています。
栽培のポイントを振り返ると以下の通りです:
- 種まきは気温が安定した春~初夏(4月下旬~6月)に行い、保温や雨除けにも配慮。
- つるなし種は支柱不要でコンパクトに育てやすく、つるあり種は収穫期間が長く楽しめる。
- 水やりはやや乾燥気味が基本で、過湿に注意。追肥も控えめにすることで徒長を防ぎます。
- 病害虫には適切な風通しと観察、早期発見が鍵。
- 収穫は若くてふっくらしたサヤを見極めて、こまめに行うことが長く収穫を続けるコツです。
さらに、保存や調理法のバリエーションも豊富で、冷蔵・冷凍・乾燥保存などで長く楽しめる上に、天ぷら、和え物、炒め物、煮物、味噌汁など多彩な料理に活用できます。
家庭菜園でのいんげん栽培はこんな人におすすめ!
- 初めて野菜を育ててみたい初心者の方
- ベランダ栽培や省スペースで野菜を育てたい方
- 短期間で収穫を楽しみたい方
- 家族で収穫体験や旬の味を楽しみたい方
やさしく、丈夫で、おいしい。
いんげんは、家庭菜園の楽しさと達成感を教えてくれる優秀な野菜です。ぜひご家庭でも育てて、その魅力を体感してみてください。
参考文献一覧
- YMM FARM「インゲンの育て方」
https://ymmfarm.com/cultivation/veg/greenbeans/ - 農家web「いんげんの肥料|追肥・元肥のタイミングと種類」
https://www.noukaweb.com/green-beans-fertilizer/ - サカタのタネ「いんげんの育て方|家庭菜園」
https://sakata-tsushin.com/lesson-vegetable/detail_5/ - タキイ種苗「栽培マニュアル|いんげん」
https://www.takii.co.jp/tsk/manual/ingen.html - マイナビ農業「いんげんの育て方」
https://agri.mynavi.jp/2020_05_15_118474/ - 自然暮らし「つるなしいんげんの育て方・栽培方法」
https://shizengurashi.jp/blogs/method/bush-bean - 全日本豆類協会「豆の栽培(学校教材)」
https://www.mame.or.jp/saibai/in_school.html - JA西春日井「インゲン豆の育て方」
https://www.ja-nishikasugai.com/2_data/ingenmame/ - サカタのタネ家庭園芸「いんげん」
https://www.tohokuseed.co.jp/beginners/ingen.html - 技術ノート(note)「いんげんの育て方・収穫・保存」
https://note.com/gijutsu_plant/n/n097ac662dcbd
https://note.com/gijutsu_plant/n/n4b73b78367cf - VEGEDAY by カゴメ「いんげんとは? 栄養・保存・食べ方の基本」
https://www.kagome.co.jp/vegeday/yasai/greenbeans/ - Kurashiru Magazine「いんげんの保存方法と冷凍術」
https://www.kurashiru.com/articles/c894cd9c-d73e-43d9-b61f-e24e81b60fbd - キユーピー|野菜の知識「いんげん」
https://www.kewpie.co.jp/recipes/knowledge/article/68/page03/ - 春夏秋冬お野菜コラム「いんげんの選び方・保存法・レシピ」
https://shunkashutou.com/column/m-ingen/ - ニチレイフーズメディア「冷凍いんげんの使い方」
https://www.nichireifoods.co.jp/media/26511/ - YouTube(家庭菜園・農業系チャンネル多数):
- 「いんげんの育て方講座」シリーズ(例:TPbOGv4w8d4, c8caJbo6ZG4, JFkwMaUak2Y ほか)
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